〇企画趣旨

経済産業省が2024年9月に発表した「令和5年度電子商取引に関する市場調査」によるとBtoC-ECの市場規模は24.8兆円と前年比9.23%増と拡大の一途をたどっており、2025年もその傾向は続いていくことが予測されています。

EC市場の拡大の要因は多岐にわたり、消費者の購買行動の変化、多様化に応じ購買手段の利便性が向上し、モバイル端末の普及、決済手段の進化、配送サービスの向上、AIなどのテクノロジーを活用した新しい購買体験の提供、マーケティングの進化など成長を支えるインフラも整ってきています。

こうした中、プレイヤー数も大幅に増え、競争が激化しており、顧客をいかにして惹きつけるか、リピーターを獲得できるか、差別化できるかが、さらなる成長の「分水嶺」となっています。

本カンファレンスでは、差別化のアプローチとしてのあたらしい「価値」づくりに注目し、パーソナライズされた体験、ユニークな商品ラインナップ、ブランドストーリー、カスタマーサポート、オリジナルな購買体験、コミュニティ活用、UGCの活用などEC市場で勝ち抜くためのチャレンジについて有識者、実践者の講演を通じ考察します。

≪開催概要≫

日  時 324日(月) 14:00~16:00
会  場 会場対面および、オンラインLIVE配信のハイブリッド開催
     会場参加:文藝春秋本社ホール(千代田区紀尾井町3-23)
     オンライン参加:Zoomウェビナー
参加対象 企業経営者、経営幹部、マーケティング、EC部門の部門長など
定  員 会場参加 50名/オンライン参加 300名
参加費用 無料(事前登録制)
主  催 株式会社文藝春秋
協  賛 株式会社ヤプリ

申し込み

◆来場特典
ご来場のお客様には、文藝春秋オリジナルクオカード(1000円分)およびゲストセッション登壇企業「生活の木」様のハーブティーをプレゼント

◆申込特典
お申込者様限定にて2週間のアーカイブ視聴をいただけます。

≪プログラム≫

14:00~14:50 基調講演
EC市場攻略に向けた消費者行動論
~ロイヤルティ、愛着、コミュニティ、エンゲージメントの再考~

法政大学大学院経営学研究科(法政ビジネススクール)
教授
新倉 貴士氏

法政大学大学院経営学研究科(法政ビジネススクール)教授。日本消費者行動研究学会会長、日本商業学会副会長、日本マーケティング学会常任理事、日本リテンション・マーケティング協会特別会員、樫尾俊雄記念財団評議員などを歴任。
主な著書に、『消費者の認知世界:ブランドマーケティング・パースペクティブ』(千倉書房)、『消費者行動論:マーケティングとブランド構築への応用』(有斐閣)など。


14:50~15:20 ゲスト対談
仮)店舗DXにおける課題、解決策、そして未来
~「生活の木」に聞く、デジタルシフト~

株式会社生活の木
EC事業本部 デピュティゼネラルマネージャー
中村 佳央氏

2014年、生活の木に入社後、店舗、マーケティング部門を経て、2022年にEC事業本部を設立。2024年Shopify plusを用いて、ECをリプレイスを行い、アプリとも連携。ユニファイドコマースの推進とCRMを主軸に置いたマーケティングを担当。新たに越境ECもチャレンジ中。 

株式会社ヤプリ
執行役員CCO
金子 洋平氏

大学卒業後、GMOインターネットでマーケティング、営業、新規事業立ち上げを経験。24歳で「ファッション×インターネット」をテーマに起業、ファッションメディア、ファッションECを運営した。2016年より株式会社ヤプリに参画。


15:20~16:00 特別トークセッション
米国リテール業界、4つのトレンド by シリアルトーク
~DTCの終焉か黄金期か、クリエイターブランドの台頭、
 Shopifyエコシステムの成長と新潮流 etc.~

株式会社ハリズリー 取締役
株式会社土屋鞄製造所 取締役
沼田 雄二朗氏

2009年土屋鞄製造所入社後、スピンアウトして2018年にレザー製品ブランド・objcts.ioを立ち上げ。2021年に土屋鞄製造所及びハリズリーの取締役に就任し、デジタル領域全般や米国スタートアップ投資を管掌。米国のリテール・ブランドの最新事情を伝えるメディア「CEREAL TALK」ではニュースレターとポッドキャストを配信。

Off Topic株式会社
代表取締役
宮武 徹郎氏

バブソン大学卒。事業会社の投資部門で主に北米スタートアップ投資に従事。Off Topic株式会社を2021年に立ち上げ、米国を中心に最新テックニュースやスタートアップ、ビジネス情報、カルチャーを解説するポッドキャスト番組「Off Topic」を運営。