家族3人が3日間、停電を乗り切るために…ジャクリジャパンの大容量ポータブル電源、3000Wh で43%軽量化の衝撃

　南海トラフ地震や首都直下型地震のリスク、「10年に1度」のはずが毎年のようにやってくる台風や大雪などで、停電を伴う「自宅避難」はますます他人事ではなくなってきた。株式会社Jackery Japan（ジャクリ ジャパン）は、3月4日より3000Whクラスの大容量モデル「Jackery ポータブル電源 3000 New」の販売を開始。増加傾向にある自然災害への備えとして、大注目のポータブル電源市場に新たな選択肢を提供する。

大容量と軽量化の両立、防災対策の新スタンダードへ

　近年、地震や台風などの自然災害が相次ぐ中、非常時の備えとしてポータブル電源の重要性が高まっている。特に、停電時に主要な電化製品を“複数同時に”“長時間稼働できる”大容量モデルへの需要が拡大している。

　従来、大容量のポータブル電源は、重量とサイズが大きくなりがちで、ユーザーが購入をためらう要因となっていたが、新製品の「Jackery ポータブル電源 3000 New」は、3,072Whの大容量をコンパクトな本体に収め、3000Whクラスの容量帯において業界最軽量・最小サイズを実現。同クラスのポータブル電源と比較して、サイズが約47%小さく、重量は約43%も軽量化されている。

　この革新的な設計は、世界で初めて3000Whクラスのポータブル電源に電気自動車でも採用される新技術「CTB（セル・トゥ・ボディ）」を採用したことによる。このCTB構造により、コンパクトな設計が可能になったと同時に、耐震性と耐久性も向上した。

十分な容量と出力、安全性と使いやすさを追求

「Jackery ポータブル電源 3000 New」は、3,072Whの大容量と3,000W（瞬間最大6,000W）の高出力を実現している。これだけの容量があれば、災害時に3人家族が3日間の停電をしのぐのに十分な電力を供給できる。

　たとえば夜間の照明、テレビ、冷蔵庫、炊飯器、スマートフォンの充電など、日常生活に必要な電力を賄うことが可能だ。さらに、エアコン、電子レンジ、電気ケトルなどの高出力家電を最大10台同時に使用できる。

「Jackery ポータブル電源 3000 New」は、ほかにも防災用途での使用を念頭に置いた様々な機能を搭載している。例えば、停電時に0.02秒以内でポータブル電源からの給電に自動で切り替わる「UPS機能」や、落雷による電圧変動から機器を守る耐雷サージ保護機能を備えている。

　また、独自の技術により、自然放電を抑制し、100%の電池残量で5年以上の長期保管が可能だ。これにより、いざという時にすぐに使用できる状態を維持できる。

　さらに、専用アプリを使用すれば、Wi-FiとBluetoothによる遠隔操作も可能になる。節電に役立つ「自家発電」モードや「ファミリー共有」機能など、日常使用での利便性もアップしている。

ソーラーパネルとの組み合わせで、より長期の使用が可能に

　さらに、ソーラーパネルと組み合わせることで、災害時に家庭用コンセントからの給電ができない状況でも、より長期間の電力確保が可能になる。Jackeryのソーラーパネル「Jackery SolarSaga 200」は業界最高レベルの変換率25%を誇り、両面発電で高い出力を実現している。IP68の防水・防塵性能を備え、-20℃から65℃までの幅広い温度範囲で使用可能だ。

ポータブル電源が、防災を、社会全体を変えていく

　これらJackeryの新製品は、増加する自然災害リスクに対する社会の備えを強化する可能性がある。コンパクトで大容量のポータブル電源が普及することで、家庭や企業、公共施設などにおける災害時の電力確保がより確実になると期待される。

　また、ソーラーパネルとの組み合わせによる自家発電システムは、災害時だけでなく、日常生活を送る上でも、電力消費の効率化やCO₂排出削減に貢献する可能性がある。アプリを通じた省エネ分析機能は、大人にとっても子供にとっても環境意識の向上に役立つはずだ。

◆スペック
Jackery ポータブル電源 3000 New　
通常価格: 359,800 円（税込）
容量:3072Wh
サイズ:約416x325x305mm
重量: 約27kg
AC出力:5ポート合計 3000W（瞬間最大 6000W）
AC 充電時間: 1.9時間で80%充電、2.5時間でフル充電
ソーラー充電時間:3.5時間（ソーラーパネル1000W）