多くの人が行きかうビジネス街。4月になって社会人デビューしたばかりのフレッシャーズもいれば、新年度から新しい部署に異動になった若手社員もいるはず。スタートラインに立った今、気がかりなのは初対面の相手といかにスムーズに信頼関係を築けるか、だ。そのために大切なのは第一印象。例えばヘアースタイルひとつで、その人の印象が変わる。人は話す内容よりも、態度や表情、外見といった“見た目”の部分で相手を判断しがちだからだ。だからこそ髪の毛は重要。「薄毛で老けてみえる」「消極的にみえる」。そんな髪の悩みを抱えているのなら、一刻も早く解消したほうがいい。薄毛の原因AGAは、正しい治療で治せるのだから。

「人は見た目が9割」のウソ・ホント 

 入社3年目のヤマグチくん。この4月1日付けで管理部門から営業へと異動になった。それまでは内勤だったこともあり、服装や髪型にあまり気をつかってこなかったのだが、それが一転。背広も靴も新調して、取引先に好印象をもたれるよう日々努力している。

 が、なかなか思うようにはいかない。「フレッシュ感がないんだよね」。取引先のそんなささやきも耳に入ってくる。そこで、先輩女性社員のレイコさんに身だしなみのアドバイスをもとめた。

「ヤマグチくん、ホーン効果って知ってる? 相手のちょっとした言葉づかいやクセ、そんなところでネガティブな印象を持つと、その印象に引きずられて、それ以外の部分もすべて悪く評価してしまいがちなの。認知バイアスっていうのかしら」

「じゃあ、やっぱり初対面の印象がポイントなんですね」

「“人は見た目が9割”とかって言われてるからね。きみの場合、背広もパリっとしているし、靴もきれいに磨いてある。その点は問題なしね。あとは髪型かな。前髪を上げて、すっきり額を出したほうがいい。そっちのほうがポジティブに見えて、好印象よ」

 ここで、一瞬ヤマグチくんの表情がくもった。

「うーん。額ですか……」 

「ん? なにか問題でも?」

「学生時代から気になってたのですが、生え際がどんどん後退してきてるんです」

「それで前髪を下ろしてるのね」 「このところ抜け毛がひどくて……先輩、これって異動のストレスですかね」

 うつむいたヤマグチくん、いまにも消えてしまいそうな雰囲気だ。見かねたレイコ先輩、助け舟を出した。

「そうだ! 飲み友だちで、前に薄毛で悩んでいた先輩がいるわ。彼なら、いいアドバイスができるかも。紹介するね」

自己流では「薄毛」は治らない

 先輩レイコさんに紹介されたモリヤさんは30代半ば。以前は薄毛に悩んでいたというが、軽くウェーブのかかった髪の毛はフサフサしている。そんな悩みを抱えていたとは思えない。

「朝起きたら、枕にいっぱい髪の毛がついていたりするんだろう。わかる、わかる。僕もそうだったよ」とモリヤさん。

「食生活を見直したり、育毛シャンプーを試したりしているんですけど……」

「うーん、残念ながらその努力はムダだね。 キミの薄毛がAGA(男性型脱毛症)だったら、それは体質的なものなんだ。シャンプーや育毛剤ではよくならないよ」

 モリヤさんによれば、「AGAは悪玉男性ホルモンの影響で、髪の生え変わりがどんどん早くなる病気」だという。

「髪を作る細胞も無限に働くわけではないから、生え変わりがどんどん早くなると、最終的に髪が生えてこなくなる。そうなると、もう手の施しようがないんだ。AGAは20代前半から発症する。しかもこの病気は進行性なんだ。発症から時間が経過すればするほど治療は難しくなる。『このくらいならまだ大丈夫』とタカをくくっていると、あとでしっぺ返しをうけることになりかねないよ。だから、僕も専門のお医者さんに診てもらったんだ」

 AGA治療をうけたことでモリヤさんの薄毛は改善し、悩みはすっかり解消したという。

「あのとき治療しておけばよかったなんて、あとで後悔するより、今やればいいじゃないか。治療を先送りにする理由が、僕にはわかんないよ」

©AFLO
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診療実績が安心につながる

 よし、病院に行こう。そう決心したヤマグチくんだが、次の関門はどこの病院を選べばいいのか、だ。インターネットで検索すると、AGA治療のクリニックは山ほど出てくる。

「AGA治療は20年くらい前から始まった比較的新しい治療法だから、実績のある老舗のクリニックというのは意外と少ないんだ。おまけに、コロナ禍でオンライン診療が解禁されて以来、新しいクリニックがメチャメチャ増えたからね。病院選びはなかなか難しいよ」

 モリヤさんの言葉に、ヤマグチくんは戸惑うばかりだ。

「えーっ、じゃあどうやって選べばいいんですか?」

「大切なのは、患者と直接対面で診療した実績が豊富なクリニックを選ぶことだね。これだけはまちがいない」

 モリヤさんはきっぱりと言い切った。どのような症状にどのように対処するかは、それぞれのクリニックがそれぞれに蓄積した知見、技術に拠るところが大きい。だからこそ診療経験豊富な医師がいるクリニックなら安心だというのだ。

「やっぱり対面がいいんですか……。オンライン診療はどうなんです? 病院まで行くのは、やっぱり面倒なんですけど」

「ヤマグチくんもこれから仕事が忙しくなるだろうから、タイパを考えたらオンラインは便利だよ。でもね、オンライン診療だけでは、治療のノウハウは蓄積が難しい。最初は病院に足を運んで、専門医に対面で毛髪の状態を確認してもらうのがベストだと思うな。だから、僕は対面とオンラインのハイブリッドスタイルの病院にしたんだ」

 モリヤさんが選んだのは、累計185万人という治療実績を誇る銀座総合美容クリニック(銀クリ)だった。

「これまでの対面診療の数が圧倒的に多いんだ。年間の対面診療数1万回以上という専門の先生が何人もいるんだからね。そこで蓄積された知見が、治療技術に生かされているんだ」

治療薬さえ飲めば治るのか?

 モリヤさんに背中を押されるかたちで、ヤマグチくんは銀クリでカウンセリングをうけた。結果はやはりAGAだった。

「まだ初期の段階ですね。大丈夫。十分治療できますよ」

 診察を終えた医師の言葉に、ヤマグチくんは胸をなでおろした。

「先生、この薬さえ飲んでいれば、髪の毛はまた元に戻るんですね」

 AGA治療薬の情報はインターネットで簡単に調べられる。ヤマグチくんも事前にいろいろ検索していた。

「うーん、みなさんが考えているような、そんな簡単なものではないんですよ」

 と先生はいう。

「AGAの治療は、悪玉男性ホルモンをブロックし薄毛の進行を抑えるフィナステリドや、毛母細胞を刺激して発毛をうながすミノキシジルなどを組み合わせて行いますが、患者さんによって治療薬の反応は異なります。だから、都度経過を観察しながら、薬の用量、濃度、服用方法などを調整しなければならないんです。AGA治療ではそこが最も重要なポイントなんです。ですから、当クリニックでは月に1度病院に足を運んでもらってきちんと診察し、毎回その患者さんに最適な院内調剤治療薬を処方しているんです」

 たしかに、定期的に対面で治療薬の効果を確認しなければ、用量が適正なものなのかどうか判断がつかない。毎月パッケージで決まった量の治療薬を郵送で受け取るだけのサブスク的な診療では無理な話だ。

 反応を確かめることがいかに大切か……。たとえば、作り手が目の前でお客さんが食べている様子を見ている飲食店と、デリバリー一本でお客さんの顔を見ることができない飲食店とでは、料理づくりに対する考え方もまったく違ってくる。お客さんに本当に喜んでもらえる料理をつくりたいのなら、やはりその反応をきちんと確かめることが大切だ。それと似ているのかもしれない。

 対面での診察が必要な理由は他にもある。たとえば、薬の副作用だ。

「ミノキシジルはもともと高血圧症の薬として開発されたものですから、循環器系の病気をもっている人は注意が必要です。また、フィナステリドやデュタステリドは本来前立腺肥大症の治療薬ですので、まれに性欲減退や勃起機能不全といった副作用が出る場合があります。自分では健康だと思っていても、健康診断でまったく予測していなかった指摘が入るなんてことは、決して特別な話ではないでしょう。それと同じで、副作用をはじめ体調面に変化がでていないか、定期的に通院してもらってチェックする必要があるんです」

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セルフイメージをアップするために

 「ヤマグチくん、最近明るくなったよね」

 ある日、社内でレイコ先輩に声をかけられたヤマグチくん。たしかに晴れ晴れとした表情だ。

「レイコ先輩、ありがとうございました。紹介してもらったモリヤさんのアドバイスのおかげで、髪の毛の悩みは吹っ飛んじゃいましたよ。もうスッキリです」

「それはよかったじゃない。じゃあ、今度3人で飲みにいこう。もちろんキミのおごりだよ」

「はい、喜んで」

 薄毛の原因は様々だが、そのほとんどはAGAだ。日本皮膚科学会によると、日本人成人男性の約3割が薄毛に悩んでいるという調査結果もある。

 若いときは“外見”がまずその人のアイデンティティとなることも多い。ヤマグチくんのように「消極的に見える」「年齢よりも老けて見える」、そんな悩みを抱えているのなら、いますぐ信頼できる医師に相談することが大切だ。

銀座総合美容クリニック 公式サイト

INFORMATION

銀座総合美容クリニック

公式サイト:https://www.gincli.jp/
(東京院)東京都港区新橋1-9-5 KDX新橋駅前ビル 4~5階
(大阪院)大阪市北区曽根崎新地1-4-20 桜橋IMビル15階
※診療時間(完全予約制)
月・火・木・金・土 11:00~20:00
日・祝 11:00~19:00
休診日:水曜日

料金:初月1000円、2カ月目以降は、AGA治療内服薬2000円~1万9250円(※保険外の自由診療)
相談・予約は東京・大阪共通のフリーダイヤル(0120・972・335)か、公式サイトから