4月3日の中日戦で5回を5安打1失点で切り抜け、巨人移籍後初登板で初勝利を挙げた田中将大投手(36)。2023年8月以来、じつに586日ぶりの白星となった。
昨秋に楽天退団を発表し、巨人に拾われた田中。久保康生巡回投手コーチによる投球フォームの“魔改造”も話題となった。
「久保氏は白星を受けて『自分の本当に理想としているところにはまだ少しほど遠い』としつつも、『勝ちは大きい』と喜んでいました」(スポーツ紙記者)
「200個のボールを用いて『氣』という文字を表現…」
日米通算200勝まで、残すところ2勝。NPBとMLB双方で白星を挙げたうえでの200勝を達成した投手は、ダルビッシュ有(現パドレス、203勝)と黒田博樹氏(203勝)、野茂英雄氏(201勝)の3人だけだ。田中が21年に日本球界に復帰して楽天に入団した際には、三木谷浩史オーナーも、金字塔達成までの強力バックアップを約束していた。
「巨人も同様で、田中の記録達成を全面的に支援。東京ドームにはシーズン開幕にあわせて、田中の200勝達成を祈願する特別なモニュメントが設置されました」(球団OB)
だが、そのモニュメントがいま、一部で物議を醸している。
「200個のボールを用いて『氣』という文字を表現するものなのです」(同前)