〈願わくば私も、100年先、1000年先の未来に誇れるような、自分の個性を活かした仕事に力を尽くしたいと思います〉

 これからの仕事について、3月27日発売の女性ファッション誌『reShine』(小学館)のインタビューでこう語ったのは、女優の山口智子(60)。1996年の大ヒットドラマ『ロングバケーション』から29年。還暦を迎えた彼女が今何かとスゴいことに……。

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山口智子、還暦を迎えて初めてのグラビア

 現在は女優業に加え、世界各国の文化や芸術に触れる活動に力を入れる山口。2023年には一般社団法人日本旅行作家協会が旅関連の仕事をして国際貢献をした人物に贈る「兼高かおる賞」を受賞した。

「兼高賞を獲った年から公式YouTubeの『山口智子の風穴!?』を始めました。夫の唐沢寿明と宮城でクラシックカー・ラリーに挑戦した動画は約450万回再生されるなど大バズりした」(スポーツ紙記者)

『reShine』のグラビアではこれまでの茶髪から鮮やかなセミロングの金髪に染めた“仰天”ヘアスタイルを披露。還暦を迎えて初めてグラビアに出た気持ちを山口は同誌でこう語る。

〈60年間まとい続けてきた重い鎧を脱ぎ捨ててごらんと、神様から素敵な許可をいただいたような気がして。今日の撮影を、そんな再スタートの一歩にしたかった〉

大ヒットした「ロンバケ」(FODより)

栃木県から東京に出て、女優活動

 そんな彼女の人生のスタート地点は栃木県。6歳の頃に両親が離婚、山口は父親側に引き取られ、妹は実母と東京へ。山口は後に養母となる祖母に育てられた。

「山口さんの祖母は栃木市で120年以上続く老舗旅館を経営。祖母は『智子をゆくゆくは後継者に』と考えていましたが、山口さんにその気はなく、東京に出て女優活動をすることになった」(芸能事務所関係者)

 青学短大時代に、アサヒビールや東レのキャンぺーンガールに選ばれ、きわどいハイレグの水着で健康美を披露。88年のNHK朝ドラ『純ちゃんの応援歌』で女優デビューした。その時の心境を、小誌22年12月1日号の「阿川佐和子のこの人に会いたい」でこう明かしている。

〈ダメモトでオーディションを受けてみたら、まさかの合格。芝居なんてしたこともない究極の素人を、突然連ドラの主役にするなんて、NHKもよくぞ託して下さったなと〉