「世間をお騒がせしましたこと、関係者、ファンの皆さまにご迷惑・ご心配をお掛けしたこと、お詫び申し上げます」

 こうコメントを発表したのは所属芸人のオンラインカジノ問題が発覚した吉本興業。その裏ではある攻防が繰り広げられていた。

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吉本所属の6人の芸人を書類送検

 社会部記者の解説。

「警視庁は3日、オンラインカジノで金を賭けていたとして吉本所属の6人の芸人を賭博の疑いで書類送検した。6人は一昨年1月から昨年12月にかけてカジノサイトにアクセス。起訴を求める『厳重処分』の意見が付けられました」

 書類送検されたのは、「ダイタク」の吉本大(40)、「9番街レトロ」のなかむら★しゅん(31)、「ダンビラムーチョ」の大原優一(35)、「ネイチャーバーガー」の笹本はやて(33)、「プリズンクイズチャンネル」の竜大(31)と最強の庄田(35)。

「ダイタク」の吉本大
「9番街レトロ」のなかむら★しゅん

「6人は容疑を認め、『グレーだと思った』などと供述した」(同前)

賭け金が多かったのはこの2人

 賭け金が高額だったケースもあった。

「吉本大は1年半で約2700万円を賭けて収支はマイナス500万円。昨年のM-1決勝に進出した実力派で、ギャンブル好きの双子芸人として知られており、最近はギャンブル系の仕事も舞い込んでいた」(吉本関係者)

 もっとも賭け金が多かったのがなかむらだ。

「結成7年目のコンビ。2020年に新人お笑いコンクールで最優秀新人賞を獲得し、4年連続でM-1準々決勝に進出。なかむらは吉本公式ホームページにも趣味は『ギャンブル全般』と記載。2年半で約5100万円を賭けて収支は1200万円のマイナス」(同前)