〇企画趣旨
生成AIの誕生とその進化は、ビジネス環境においてさまざまな変化をもたらしています。
業務の自動化やカスタマーサービスの向上、データ活用による予測分析精度の高度化、パーソナライズの促進、さらには、新しいビジネスモデルの創出、働き方変革など、企業はこうした環境変化に対応するために戦略を再考し、新しいテクノロジーを積極的に活用することが成長のカギを握っています。
中でも、人が設定した目標に対して、必要なデータを収集し、そのデータに基づいて自己決定タスクを決定しながら目標を達成するためのプログラム、いわゆる「エージェント型AI」は、自律的に情報を収集・分析し、意思決定を行い、アクションを実行することで、ビジネスシーンでの業務支援や業務効率化を図ることが可能となるため、熱い視線が注がれています。
「AIエージェント」を活用することで、カスタマーサービスの高度化、業務プロセスの自動化、ナレッジの集約から導き出される最適なインサイト、先人の知恵を活用した勝ちパターンの生成など、ビジネスをより快適に、スマートに、さらには新たな価値創出のきっかけとしての期待が高まっています。
そこで本カンファレンスでは、「AIエージェントの超・深層」をテーマに、AIエージェントの最新動向、活用法について実際の利用シーンなどを踏まえながら、可能性を考察できればと存じます。
〇開催概要
開催日時 6月17日(火) 13:00~17:00
会 場 会場対面および、オンラインLIVE配信のハイブリッド開催
会場参加:文藝春秋本社ホール(千代田区紀尾井町3-23)
オンライン参加:Zoomウェビナー
参加対象 企業経営者、経営幹部、経営企画部門、新規事業部門、
DX・AI推進部門、情報システム部門の方々など
定 員 会場参加 80名 /オンライン参加 500名~
参加費用 無料(事前登録制)
主 催 文藝春秋
協 賛 株式会社博報堂テクノロジーズ、ストックマーク株式会社、
株式会社アイドマ・ホールディングス
〇来場特典
ご来場者様へは大澤氏の著書「ドラえもんを本気でつくる」を1冊プレゼント

〇申込特典
申込者様限定にて2週間のアーカイブ視聴をいただけます。
〇プログラム
13:00~13:50 オープニングキーノート
「ともにドラえもんをつくる」
〜AI研究から目指す、人と人が共存する未来〜

日本大学 文理学部
情報科学科准教授
大澤 正彦氏
AI研究者、全脳アーキテクチャ若手の会 設立者/フェロー
1993年生まれ。2011年3月、東京工業大学附属科学技術高校を首席で卒業。同年4月、慶應義塾大学理工学部入学。2014年8月、「全脳アーキテクチャ若手の会」を設立。2015年三月、同大学を首席で卒業。同年四月、慶應義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学入学。2017年3月、同大学大学院修士課程修了。現在、同大学大学院博士課程に在籍中。日本認知科学会「認知科学若手の会」代表。人工知能学会学生編集委員。孫正義育英財団一期生。日本学術振興会特別研究員(DC1)。
13:50~14:20 課題解決講演①
「市場で勝ち抜く、AIエージェント共創型組織への変革」

博報堂テクノロジーズ
DXソリューションセンター シニアマネージャー/Nomatica責任者
畠山 卓也氏
東京外国語大学を卒業後、国内コンサルティングファームに入社。デジタルを活用した新規事業開発、プロダクト企画~開発領域を経験。その後、大手通信キャリアのハウスエージェンシーに入社。副部長/事業責任者として通信キャリアとの協業事業となるリテールメディア事業を立ち上げ。23年11月に、博報堂テクノロジーズ DXソリューションセンターにプロダクト責任者として入社。現在は、主にマルチAIエージェントを活用したSaaSプロダクト『Nomatica』の責任者を務める。
14:20~14:30 休憩
14:30~15:10 特別講演
「共創で進める生成AIの民主化によるビジネス変革」

中外製薬株式会社
参与 デジタルトランスフォーメーションユニット長
鈴木 貴雄氏
2000年にNTTコミュニケーションズ株式会社に入社。大手法人向けのSaaS開発やコンサルティングを経て、米国で金融基幹系システムのアーキテクトとプロジェクトマネジメントに従事。帰国後、グローバル営業戦略推進責任者、中国南部拠点総経理、グローバルIT事業者の営業責任者などを歴任。2018年にマイクロソフトへ転職し日本及びアジアにおけるグローバル顧客のDXアドバイザリーチームの責任者を務める。2024年より現職。
15:10~15:40 課題解決講演②
「生成AI時代を勝ち抜く、ビジネス実装と価値創出の最前線」

ストックマーク株式会社
PaaS事業開発責任者 / リーダー
後藤 脩氏
新卒でキヤノンに入社。半導体開発・製造拠点での工場経理、本社経営企画にて中期経営計画策定など経営戦略に従事。その後、Accenture及びRoland Bergerにて、技術変革の潮流に即した戦略立案や新規事業開発案件などに携わる。デジタルガレージ参画後、同社保有の決済データやパートナー企業保有のプラットフォームデータを活用した事業開発に従事。現職では、主力サービスAnewsの基礎技術の一つであるデータ構造化を活かし、SATのプロダクト開発を推進。
15:40~15:50 休憩
15:50~16:20 課題解決講演③
「AIエージェント×営業DX──“属人化からの脱却”を実現する組織戦略」

株式会社アイドマ・ホールディングス マーケティング事業部 事業部長
株式会社Sales Crowd 事業責任者
濱田 裕氏
2009年に東京国税庁に入社。入社後は主に法人税の調査に従事する。調査においては、悪質な脱税犯を取り締まる特別な管理部でリーダーとして職務にあたる。しかし、公務員は実力主義での評価制度ではないことに違和感を感じ、10年務めた国税局を2020年4月に退社。自身の市場価値を高めるため、2020年5月に株式会社アイドマ・ホールディングスに入社。入社後は会社から与えられたミッションをクリアし続け、1年でチーフに任命される。その後、インサイドセールス部隊の統括として毎月目標達成を実現し、会社上最短で課長に昇進。現在は、月間6,000件の経営者のアポイントを取得するマーケティング・インサイドセールス部門の他、顧客支援の中核を担うコールセンター全体の統括としてマーケティング事業部 事業部長を努めている。
16:20~17:00 クロージングキーノート
「人とBuddyAIが共生する日常」

慶應義塾大学理工学部 教授
一般社団法人 人工知能学会 会長
慶應義塾大学共生知能創発社会研究センター センター長
栗原 聡氏
慶應義塾大学大学院理工学研究科修了。博士(工学)。NTT基礎研究所、大阪大学、電気通信大学を経て、2018年より現職。科学技術振興機構(JST)さきがけ「社会変革基盤」領域統括。オムロンサイニックエックス社外取締役、総務省・情報通信法学研究会構成員など。マルチエージェント、複雑ネットワーク科学、計算社会科学などの研究に従事。著書『AIにはできないー人工知能研究者が正しく伝える限界と可能性』(角川新書)、『AI兵器と未来社会キラーロボットの正体』(朝日新書)、編集『人工知能学事典』(共立出版、2017)など多数。
