なぜ中居正広は引退に追い込まれるトラブルを引き起こしたのか。その理由はSMAPを育て上げたマネージャー・飯島三智氏の言葉に隠されていた。週刊文春2月6日号が報じた内容を公開する。(全2回の後編/最初から読む)
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中居だけが“掟”を破っていた
一連の報道で明らかになったのは、フジ編成幹部A氏の関与だった。中居はA氏と頻繁に飲み歩き、X子さんはA氏の誘いで中居との飲み会に複数回参加。事件が起きた当日も、飲み会の“延長”と受け止めていたという。ところが、中居と2人きりだったのだ。
「飯島氏は番組のスタッフと頻繁にお酒を飲みに行ったりしなかった。あくまでビジネスとして付き合っていました。バラエティ畑ではないアイドルのSMAPだから、スマスマは長く続いたのであって、バラエティの文化に染まってしまったら本末転倒と考えていた。SMAPのメンバーにも『スタッフとベタベタとつるんでは駄目』と伝えていたそうです。確かに、木村も新しい地図の3人もその“掟”を守っていた。ところが、中居のやっていたことは真逆でした。SMAP解散後、飯島氏の元を離れ、A氏との蜜月が深まっていったのでしょう」(元ジャニーズ関係者)
結局、中居は1月23日正午頃、〈全責任は私個人にあります〉と芸能界引退を発表するに至った。
「新しい地図がコメントを発表したのは、その僅か3時間後。中居から直前に引退するとの報告を受けていたのです。もはや、彼の決断を尊重するほかなかった。ただ、折しも香取はフジのドラマ『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』に主演中で、影響が懸念されます」(香取の知人)
中居の税理士が明かした版権
中居は引退とともに、事務所の廃業も発表。本店住所として登記されているのは、顧問税理士の事務所だった。30年来の付き合いという税理士に問うと、
「最初は飯島さんでその後、中居さん、草彅さん(の顧問税理士)に。本社はここですが、中居さんは一度も来たことがないんです。こちらが仕事場やスタジオに出向いたりして。とにもかくにも仕事熱心で真面目な方。最近は全然会っていませんが……。3月に決算があるので、その頃に会うと思います。色々清算を行わなければいけないので。歌とかはジャニーズが版権を押さえていますが、多少お金が入ってくるんです」