日本時間5月2日、メジャーリーグのタイガースから事実上の戦力外通告を受けた前田健太投手(37)。今後の去就に注目が集まっている。

「前田は2016年、ポスティングで広島からドジャースへ移籍。その後、ツインズを経て、昨季に2年総額2400万ドル(約35億円)でタイガースに加入しました。しかし、昨季は先発として成果を残せず中継ぎ要員に。今季もここまで登板した7試合は全てリリーフでしたが、防御率7.88と苦しんでいた」(スポーツ紙記者)

 今後はトレードやFA、タイガースとマイナー契約を結ぶなどの選択肢が考えられるが、放出されれば当然、日本球界復帰も視野に入る。

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田中将大、坂本勇人(ともに巨人)らと並び「88年組」と称される ©AFP=時事

「広島ファンからは早くも『帰ってきて』という声が」

「戦力外報道の後、古巣である広島ファンからは早くも『帰ってきて』という声があがりました」(同前)

 カープ出身投手の日本凱旋で伝説に残るのが、現球団アドバイザーの黒田博樹氏(50)のケースだ。

「黒田氏はヤンキースからFAとなっていた14年オフに広島への復帰を発表。在籍したヤンキースをはじめ複数球団から20億円を超えるオファーが届いていたにも関わらず、その5分の1である推定年俸4億円プラス出来高の条件で古巣に戻ったのです。カープ愛あふれる復帰劇は“男気”と称賛された」(同前)