“ある事件”が関係しているのか?

 奇しくも斎藤のメッセージが送られた前日の3月11日には、東京・高田馬場の路上で配信者である女性がファンだった男性に刺殺される事件が起きていた。

「殺された配信女性はファンの男性との間に多額の借金トラブルを抱えていた。報道では ファンの男性が女性に“月に10万円投げ銭していた”などと報じられ、ライブ配信が孕む危険性が注目されることとなりました」(社会部記者)

 この事件を知った斎藤が慌ててA子さんとの関係を見直そうとしたのだろうか。3月24日夕方、斎藤を直撃した。 

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「結構な額を投げるようになられて…」

――週刊文春です。斎藤さんがDMをされているファンのA子さんとのトラブルについて身に覚えはありますか?

「わかりますよ。ある時そのファンの方が、結構な額を投げるようになられて。無理されてるなっていうのは、もう肌感で分かったんで。ちょっとやめましょうかっていうのを」

©︎文藝春秋 撮影・越野遥

――A子さんは斎藤さんに500万円以上投げ銭していると。

「びっくりして。だから例えば、600万円、500万円だとしたら(TikTok側の収益を差し引いても)僕が150万円とかいただいちゃってるっていうことになる。さすがに僕も気持ちよく受け取れない。だからその分は返すつもりはありますけど、気持ち的にはね。やっぱ(彼女が)大変だっていうのはわかってるんで」

「ブロックをするのはもちろん簡単ですよ。」

――彼女が大変だろうという気持ちがあったのなら、ここまでの金額に至る前にギフトをオフにするとか、もっと早くDMをブロックするなど、やるべきことはあったのではないですか。

「それは、僕のミスかもしれないですけど、彼女は(配信を)見に来たがっていた。僕が例えば、じゃあその配信をやめるっていうことに対して、すごく過敏になっていたんですよ。これだけの金額になると、ギフトをオフにしなきゃいけないし、さすがに。もう投げてもらいすぎなんで、それは困るという話をした時に過敏に反応したわけです。

 

 ブロックをするのはもちろん簡単ですよ。ただ、ブロックした後にもう彼女のその後っていうのはめちゃくちゃ心配だったんです。結果的に、確かにそんな額にいってるっていうのもまあ正直驚いてるし。じゃあ100万ももらったあとにこの後500万いくなんてもちろん思ってないし。(投げ銭を)やめてくれるよねって約束もしたことありますし」