常識の範囲内で、応援したい人がいるのも事実

――ギフトをオフにすると他の投げ銭をしたいファンが投げ銭できなくなる。一人のためにそれはできないと思った?

「うちの枠って彼女くらいすごい投げてくれる人って別にいないんです。でも、投げたい人もいるんですよ。常識の範囲内で応援したいって言ってくれる人がいるのも事実です。やっぱ投げ銭目当てじゃなくはないんだよ。仕事もすごい別にね、暇な日とか空いてる時間とかが、有意義に使えたり。かつ僕もそもそも単独ライブを一杯にしたいって気持ちっていうのがあるんで(TikTokライブをやっている)。

 実際、ファンの人っていうものが久しぶりに増えて、嬉しくなったっていう気持ちもそれも事実。そういったところで、やっぱりギフトに少し頼ってしまったっていうのもあるんだけど。だからすごい難しいんですよ」

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©︎文藝春秋 撮影・越野遥

「その奥さんにももちろん相談して」

――3月11日に高田馬場で配信者が巻き込まれた事件が起きている。あの事件を見て……。

「いや、思いましたよ」

――翌日の12日にA子さんにDMを送ったのは、それが原因?

「それはもう関係ないですね。その次の日に東京に帰るって(僕は)言ってたし。その時、僕も、もう結構本当にもうどうしようどうしようって。彼女の気持ちも、もちろんわかったし。で、その奥さんにももちろん相談して。ビシッと言わなきゃダメな時はダメっていうことも言われてたんで(あのDMを送った)」

©︎文藝春秋 撮影・越野遥

――事件が心によぎった部分もあった?

「もちろんありましたけど。それだけでDMを送ったっていうわけじゃなく前からちょっとどうしようかと思い悩んでた部分があって。もちろん彼女はそんなことする人じゃないっていうのは、喋ればわかる。

 そういうことをしないのは別にわかってるんですけど、もうずっと口酸っぱく言ってるんですけど、彼女の懐とかがめちゃくちゃ心配だった。それはもうDMでもひたすら言ってますけど、無理してるやん。絶対にどう考えてもっていうのを常に伝えてて。だからもちろんその途中でね、こうなるってわかってたら、そりゃあ100万とかの時に止めてました」