「彼女を守りながら、人生を楽しませてあげたい」

 花嫁が見つめる隣で岡崎はこう宣言した。

「いつまで生きていられるか分からないけど『幸せな人生だった』ってお互いに感じ合えるような家庭をつくっていきたいですね。彼女と結婚したことで、体力も勇気も湧いてきているので、今後は彼女を守りながら、人生を楽しませてあげたいなって思っています」

 ひし美も恥ずかしそうに言う。

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「この歳になって、まさか少女みたいに毎日ウキウキするなんて思ってもみなかった。なんで今まで落ち込んでいたんだろう。人生って変わるもんね」

ひし美ゆり子さん。モロボシ・ダン役の森次晃嗣氏(左)、作曲家の冬木透(右)と ©時事通信社

「徹ちゃんと結婚して夢が叶いました。」

 これまで2度の結婚歴があるひし美だが、意外なことに男性と手を繋いで歩いたことがなかったという。

「そういうことをしてくれないタイプの人と交際していたから。だから徹ちゃんと結婚して夢が叶いました。手だけじゃなく、お互い転ばないように腕を組んでいます。まるで老々介護みたいだけどね」(同前)

 異星人も悪の組織も、2人の仲を裂くことはできそうにない。