「永遠のシャイニングスター」中山美穂がこの世を去って9カ月。4月のお別れ会には1万人のファンが詰めかけた。
だがその後、お別れ会で集められた“香典”をめぐり、ある疑惑が浮上していた——。(全3本の1本目/つづきを読む)
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ファン1万人が参列したお別れ会
4月22日、東京国際フォーラムで昨年12月に入浴中の事故のため急逝した中山美穂(享年54)のお別れ会が開かれていた。
祭壇中央に美穂がほほ笑む遺影が置かれ、本人が好きだった赤いダリアなど、およそ5千本もの花が飾られた。
午後1時からはじまった業界関係者向けの会が終わると、午後3時からファン1万人も中に入って献花を行った。参列したファンが語る。
「開始20分前に着くと、すでに数千人が並んでいました。献花できたのは3時間半ほど並んでから。歌手活動の衣装などゆかりの品が飾ってある展示スペースでは写真撮影で列が止まってしまうため、途中から撮影禁止に。感極まって泣いている同年代の女性の姿もありました」
祭壇前の最前列の席に座っていたのは、美穂の妹で女優の中山忍(52)。「皆さまを照らす煌めく星としてどうか心に」と挨拶した。ファンの献花が終わる午後9時近くまで彼らを見守り、一人一人に丁寧に頭を下げていたという。その姿は誰の目から見ても、喪主そのものであった。
こうしてアイドル、女優として絶大な人気を集めたスターのお別れの会はしめやかに行われ、つつがなく幕を閉じたのだった。
お別れ会をめぐり勃発した“香典トラブル”
ところが、この会をめぐって5月頃からあるトラブルが起こっていた。
「香典として集めたお金が、忍さんら遺族に渡っていない」(芸能事務所関係者)
一体、どういうことか。芸能人のお別れ会では、故人と関係のあった会社が主催者となり、費用を負担するか、参列者から会費を徴収し、遺族の意向を踏まえて運営を担うのが通例だ。
「今回のお別れ会の主催者は美穂が所属していた事務所のビッグアップル。所属レコード会社だったキングレコードも運営を手伝っていました」(同前)
この会が異例だったのは、香典を受け取っていたことだ。



