〇企画趣旨

2025年、いわゆる「団塊世代」が75歳以上を迎え、高齢化社会の到来に伴う働き手不足が深刻化し、企業にとっては人材確保が一層厳しい時代となっています。こうした中、デジタルを活用した業務の効率化、省力化を進めるとともに、社員のモチベーションを上げ、その能力を引き出す、生産性の高い組織づくりが求められています。しかしながら、ビジネス環境の変化に適応し続けるために、データを基に考え、データを基に会話するデータドリブン組織への変革が必要と分かりつつも、実現には多くの課題が立ちはだかります。判断の基準となるべき「データのサイロ化」による課題や、社員の「データリテラシー」という課題など、実現は遠い道のりと感じておられる方も多いでしょう。

本キャラバンでは、データで目覚める意識、データで躍動する組織~加速する“全社横断”デジタル変革の本質」をテーマに、全社一体となってデータ活用を浸透させ、データを組織の力へと変えるために日々奮闘しておられる先駆者の方々に、各社のお取り組み事例をご紹介頂くと共に成功のポイントを紐解きます。さらに、セッション終了後は、ご登壇者と参加者皆さまとの交流会を行い、より実践的な場を創出します。この機会に、ぜひ、ご参加下さい。

〇開催概要

開催日時 1120日(木) 14:00~16:40
会  場 パシフィコ横浜 会議センター5階 502
     (横浜市西区みなとみらい1丁目1−1)
参加対象 企業経営者、経営幹部、経営企画部門、DX推進部門、
     データ分析部門、新規事業部門、マーケティング部門など
定  員 100名
参加費用 無料(事前登録制)
主  催 文藝春秋
協  賛 ドーモ株式会社

申し込み

〇来場特典
ご来場のお客様へは、石戸様の著書『CDO思考」』を1冊プレゼント

〇プログラム

14:00~14:40 基調講演
「『CDO思考』で向き合う“越境力”と全社DXの壁と可能性」

小林製薬株式会社
執行役員 DX本部 本部長
石戸 亮氏

サイバーエージェントで子会社2社の取締役を務める。グーグル合同会社でデジタルマーケティングを支援した後、Datoramaで日本市場参入を推進。Salesforceによる買収時には統合をリード。その後パイオニアでは、CDOやカンパニーCMOとして非上場後の再成長に貢献。小林製薬ではデジタル戦略アドバイザーを務めた後、2023年よりCDOとして全社のDX推進を牽引。


14:40~15:00 課題解決講演
「使われる」データ活用へ  -  人が育ち、データが動く組織へ

ドーモ株式会社
エバンジェリスト / グロース マーケティング マネージャー
後藤 祥子氏

2018年ドーモ株式会社入社。Domoを活用して課題を解決するソリューションコンサルタントとして、顧客企業のPDCAサイクル改善やデータドリブンな文化の推進、ビジネス課題の解決と最適化推進に従事。2025年2月より、DomoをDXを推進していこうとお考えの皆様に知っていただく活動をするため、エバンジェリストとして活動中。Domo入社以前は、日本IBMにて、幅広い業界に対しデータウェアハウス、データベース、BIを軸としたプリセールスを担当したほか、ITアーキテクトとして多くの業界を担当。


15:00~15:10 休憩


15:10~15:40 特別講演①
ホテル事業で広がるグループDX
- 京王電鉄におけるデータ活用のリアル 

〇講演概要 
京王電鉄ホテル事業部では、グループホテルの収益最大化を目的として、 Domoを活用し誰でもデータに基づく意思決定ができるような環境整備に取り組んでいます。 本セッションでは、収益最大化のカギとなる「レベニューマネジメント業務」領域へのDomoの導入経緯、 グループホテルへの浸透プロセス、宿泊予約・実績データの活用事例をご紹介します。

京王電鉄株式会社
開発事業本部 ホテル事業部
事業戦略担当 課長補佐
辻 尚宏氏

SIerでシステム開発を経験後、2019年7月から6年間京王電鉄デジタル戦略推進部に在籍。データ分析基盤の構築、事業データの分析などを担当し、直近ではホテル事業における複数ブランドのデータ統合・分析に従事。2025年7月にホテル事業部に異動し、データ活用だけでなく、事業課題の解決に向けた取り組みも推進している。

京王電鉄株式会社
経営統括本部 デジタル戦略推進部
企画担当 課長補佐
菊池 透矢氏

SIerにて会計システム導入、新規サービス開発、データ分析、機械学習モデル作成などに従事。2024年10月より京王電鉄デジタル戦略推進部にてデータ分析推進を担当。事業部門のDX実現に向け、現場起点のデータ活用を促進している。

京王電鉄株式会社
ホテル事業部 事業戦略担当 主任事務員
松原 雄希氏

2021年よりホテルのレベニューマネジメント業務に従事。2024年3月より、京王電鉄デジタル戦略推進部と連携し「3K(勧・経験・気合)」で語られてきたレベニューマネジメントの体系化・データ化に取り組み、グループホテルにおけるデータ活用を推進している。

 


15:40~16:10 特別講演②
予測不能な時代を読み解く、データドリブン戦略の実践
~ 情シス部門のデータアンバサダーが導く、その先の世界 ~

〇講演概要
VUCAの時代、米国との関税措置や複雑化する国際情勢など、企業を取り巻く外部環境はますます予測困難になっています。このような状況においては、勘や経験ではなく「データ」に基づく意思決定が、企業の持続的成長に不可欠です。本セッションでは、ヤマハの情報システム部門がデータ活用をリードし、現場の行動変容を促すためにどのような気付きを与え、戦略の旗振り役「データアンバサダー」として活動しているのかをご紹介します。

ヤマハ株式会社
情報システム部DX戦略グループ 主席技師
兼 経営本部経営企画部経営分析担当 主幹
濱崎 司氏

ビジネス・アナリストとして20年以上の経歴を持ち、財務/業務/人財から経済/業界/競合/顧客インサイトに至るまでビジネスに直結する多様なデータに広く精通。経営から現場までのあらゆる課題解決を支援するとともに、これらを情報活用基盤として整備、データ活用人材の育成に注力。2021年から現職。ヤマハにおける「データによる意思決定」実現に向けた企画策定~実践的な推進までを幅広く担う。


16:10~16:40 名刺交換・交流会