8月17日に放送されたバラエティ番組『おしゃれクリップ』(日本テレビ系)に、女優の加藤ローサ(40)が出演。番組内で、サッカー元日本代表の松井大輔(44)と離婚したものの、現在も同じ家で暮らしていることを明かした。

 結婚や離婚について、これまで34年間で約4万件の相談を受けてきた夫婦問題研究家の岡野あつこ氏は、松井について「離婚に至る“地雷”をいくつも踏んできたことがわかります」と指摘する。では、どんな行動が“加藤ローサ型離婚”を招くのか。

 専門家への取材をもとに、「離婚の地雷を踏まないための7つの法則」をまとめた「週刊文春」の記事を全文転載する。

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(初出:「週刊文春」2025年10月2日号。年齢、肩書は当時のまま)

離婚を発表した加藤ローサ(40)

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 心理カウンセラーで「不機嫌な妻 無関心な夫 うまくいっている夫婦の話し方」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)などの著書がある五百田(いおた)達成(たつなり)氏もこう語る。

加藤に告げずに二刀流挑戦を発表したのも“ルール違反”

「松井さんは、(結婚10周年の際に加藤さんに渡したギラギラした指輪を)②婚前の恋人感覚でプレゼントしたのかもしれません。でもこれは、子育てに奔走する相手にミニスカのドレスを贈るようなもの。日頃からコミュニケーションができていれば、加藤さんが恋人から妻となり母となって、行動や振る舞いが変容していることに気付くはずです」

指輪に関する加藤のインスタ投稿

 日常の意思疎通は必要不可欠。五百田氏は、松井が加藤に告げずに二刀流挑戦を発表したのも“ルール違反”だと指摘する。

「夫婦になるとは、お互いが共同経営者として小さな会社を起業すること。どちらかが無断で新規事業を始めるような会社が、うまくいくはずはありません」

ハッシュタグには「spicy」の文字が

 そのうえで③「実家ではこうだった」と一方的に家風を持ち込むこともNGだ。

「たとえば実家という親会社では、母親が自動的にご飯を準備し、掃除や洗濯もやってくれたかもしれません。ですが、結婚して新たな家庭を作ったなら、それはもうよその家庭の話。家庭という会社を共同経営するためには、夫婦でよく相談し、親会社とは別の新たな企業風土や社則を作る必要がある」(同前)

五百田氏

 ここまで読んで、「うちは普段から夫婦喧嘩もしないし、仲がいいから大丈夫」と思っている方、果たして本当にそうだろうか。じつは加藤は前出のウェブ媒体のインタビューで、〈結婚して13年、夫婦喧嘩をしたことない〉と語っているのだ。