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「点数稼ぎではなく…」関係者の忸怩たる思い
これを象徴するような事態も起きている。今月12日、東京・五反田で競合する飲食店グループの関係者を脅して暴行したとして、4人の男が逮捕された。
「警視庁は記者に『トクリュウとみられる』と説明。テレビ局には署に連行するシーンを入念に撮影させるなど、アピールに余念がなかったが、ボツにした社も多い」(警視庁担当記者)
というのも、1年以上前に起きた単なるいざこざでしかなく、逮捕された4人は兄弟を含む地元の半グレのような存在。起訴が見込めないような、スジの悪い事件だったからだ。警視庁内部からも、「トクリュウ対策本部ができたので、点数稼ぎのためにやったようなもの。あれで成果を強調されても……」(前出・捜査員)という声が上がる。
上層部からは「トクリュウと名がつけば何でもいいから事件を挙げろ」と、大号令がかかっているという。
だが今回、栃木県で重大な事件が起きてしまった。しかも、現場周辺では不審人物や車の目撃など、先月から予兆もあったのだ。
「点数稼ぎではなく、栃木のような事件を未然に防がなければならない。忸怩たる思いだ」(捜査関係者)
仮装身分捜査やSNS解析も活用し、より実効性のあるトクリュウ対策が求められている。



