昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

連載THIS WEEK

2018/11/03

根尾・横川と、エース柿木の明暗

 遊撃手と投手の“二刀流”の根尾昂には、4球団が入札に参加し、岐阜出身の彼にとっては地元の中日が交渉権を獲得した。プロでは遊撃手に専念することが濃厚な根尾は、中学時代にスキーのスラロームで中学日本一となった経験がある。雪上で培った下半身の安定感と左右に素速くターンする動きは、遊撃の守備でこそ、より生きていく。

 身長190cmの左腕・横川凱は、マイペースで繊細な投手だ。思い出されるのは、昨春の選抜2回戦での甲子園初登板。初回の先頭打者に四球を与えると自身のエラーから連打を浴び、1回をもたずに降板するほろ苦デビュー。気負うとコントロールが乱れ、四球を連発してしまう。

 以来、大阪大会や甲子園の終盤戦など、重要な局面でマウンドに上がることは少なかったが、長身左腕という希少性と、大化けに期待して、巨人が4位で指名した。

 横川より指名順位で下回ったのが、エースにしてU-18日本代表に選ばれた柿木蓮。最速151kmを誇り、スライダーやフォークも巧みに操る。完成度は高いものの、それがプロのスカウトから見れば「伸びしろが少ない」という判断となり、日ハム5位という予想外の指名順位となった。

「悔しさが強い」と柿木は語ったが、大阪桐蔭でも根尾や横川の背を追ってエースに成長してきた。「このぐらいの順位の方が彼は力を発揮する」とは恩師の西谷浩一監督だ。

出典元

やっぱり知っていた「100万円」授受 片山さつき本人音声公開

2018年11月8日号

2018年11月1日 発売

定価420円(税込)