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「今後もドラゴンズの石森大誠を応援し続けます」火の国サラマンダーズから届いた1通の手紙

文春野球コラム ペナントレース2022

2022/06/11

ドラゴンズファンと石森大誠への感謝

 独立リーグながら、火の国サラマンダーズの経営は安定している。公式発表によると、昨年は約1600万円の黒字。グッズの売り上げは900万円だった。事実、そのバリエーションは独立リーグの中では傑出している。所属選手やマスコットだけでなく、人気ご当地キャラクター・くまモンとのコラボグッズも展開する充実ぶりだ。石森のTシャツは全て完売したが、その売れ方にはこれまでにない特徴があったという。

「グッズを売るコツはタイミングです。だから石森くんのドラフト指名記念グッズも、すぐ出せるように多めに用意していました。グッズってだいたい選手の地元にいる家族が買うことが多いんですけど、石森くんのグッズは愛知県からの注文がとても多かったんです。SNSにあげてくれるドラゴンズファンの人もいっぱいいて、それが凄く嬉しくて、ありがたくて」

 梅野さんの石森への感謝の言葉は止まらなかった。

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「石森くんに初めて会った時のことはよく覚えています。私服でいると、もう本当に普通の男の子。でも、実際にユニフォームを着るともう1人だけオーラが違ってたんですよ。取材の受け答えも“学生の時も経験ありますから”って言って圧倒的に堂々としていて。あれはやっぱり、選手として自分に自信があったんだと思います。

 もちろん石森くんのことは応援し続けますけど、それ以上に感謝していて。サラマンダーズのファンの中には、中日ドラゴンズのグッズを買って石森くんの応援をしている人たちが多いんです。熊本からナゴヤ球場に観に行っている人なんかもいて。そういうファンの人たちにとっては、石森くんのおかげで新しい楽しみが出来た。

 そして、火の国サラマンダーズに所属している選手とこれから入ってくる選手達にとって、彼は希望になってると思うんです。だからそういう意味で、頑張って欲しいし、感謝の気持ちでいっぱいなんです。そういう気持ちを、手紙にはそのまま書いた感じでしたね」

©︎火の国サラマンダーズ

 即戦力として期待され入団した石森だったが、未だ1軍への昇格はない。2軍で精進を重ねる日々が続き、本人が一番もどかしい気持ちを抱えていることだろう。だからこそ僕は1人のファンとして、自分の想いを石森大誠に、そしてドラゴンズファンに伝えたい。

“今後も石森大誠を応援し続けます。皆様、温かい応援のほど、何卒よろしくお願い致します。”

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