みなさん、こんにちは。コミッショナーの村瀬です。秋の夜長の学級通信「文春野球コミッショナーだより」の時間がやってまいりました。

 ペナントレースの優勝チームも決まり、いよいよ文春野球もフィナーレが近づいてまいりました。

 それではさっそく参りましょう。今月のおしながきです。

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1、現在の順位
2、7・8月期 月間最優秀コラム・ベストゲーム発表
3、7・8月期 個人タイトルの発表
4、「文春野球クライマックスシリーズ/日本シリーズ」の日程
5、「文春野球コラムペナントレースグランドフィナーレ 7YEARS AWARDS」開催のおしらせ

1、現在の順位

 パ・リーグは日本ハムファイターズが4年連続5回目のペナントレース制覇を遂げました。おめでとうございます! CS争いも埼玉西武、オリックスが競り合っています。楽天が最下位を脱出できるかに注目が集まります。

 セ・リーグでは一時、中日の初優勝で確定かと思いきや、最終盤に巨人が猛チャージ。後上、田原の連投で1ゲーム差まで詰め寄ってきました。3位横浜もワンチャンスありという状況です。

 全試合で31試合なので、泣いても笑ってもあと数試合。ペナントの行方はどのチームに。

▼セ・リーグ順位表(9月27日時点)
順位 チーム  試合 勝  負  分 総HIT
1  中日   28  22  6   0 44,897
2  巨人   29  20  8   1 80,071
3  横浜   28  19  9   0 50,002
4  ヤクルト 29  19  9   1 46,142
5  広島   29  10 19  0 27,630
6  阪神   29  5 24  0 17,264

▼パ・リーグ順位表(9月27日時点)
順位  チーム    試合 勝  負 総HIT
優勝 日本ハム   28 25  4  31,280
2   埼玉西武   29 15 14 25,203
3   オリックス  30 15 15 20,914
4   千葉ロッテ  28  9  19 18,666
5   ソフトバンク 29  7  22 10,096
6   東北楽天   28  6  22 10,562

2、7・8月期 月間最優秀コラム・ベストゲーム発表

◆7月期 最優秀コラム賞

7月12日「元中日の英智が明かす、プロ野球選手が“張り”や“違和感”という言葉を使う理由」
中日ドラゴンズ 英智

7月14日「『7年待つ』『稼頭央なら何とかしてくれる』…いち西武ファンが松井稼頭央監督に捧げる思い」
埼玉西武ライオンズ フモフモ編集長

 7月の最優秀コラムは二つ選ばれました。ひとつは元ドラゴンズの英智外野手による、実体験を基にしたコラム。このコラムを皮切りに英智さんは良コラムを連発しており、強肩堅守達筆と才能を如何なく発揮しております。またもうひとつは埼玉西武のフモフモ編集長です。「稼頭央、7年待つ」。涅槃で待つ以上の熱を感じる物語。文春野球も7年目。時代によるフモフモさんの筆のタッチの変化と、変わらぬ思いに敬意を表してMVPです。

◆8月期 最優秀コラム賞

8月15日「『ヨコの分まで背負っていく』岩貞祐太はずっと泣いていた…横田慎太郎へ、仲間たちの思い」
阪神タイガース チャリコ遠藤

 今年7月18日に28歳の若さで亡くなられた元阪神タイガースの横田慎太郎さん。スポーツニッポンのチャリコ遠藤記者は現役時代から横田氏の記事をずっと記してきました。脳腫瘍で引退後、横田さんはチャリコさんを通じて文春野球にも寄稿していただいておりました。今回の原稿はそんな横田さんがどれだけ周囲の人に愛されてきたのか、その人間性が垣間見れるチャリコさんの文春野球における渾身の一本でした。横田さん、チャリコさん、本当にありがとうございました。

◆7月期 ベストゲーム賞

7月25日 中日(長尾隆広) 1493 ― 1451横浜(檜山靖洋)

 中日対横浜のセ・リーグ首位攻防戦が2カ月連続でベストゲームに選ばれました。ドラゴンズは5勝負けなしのエース長尾さん、横浜は朝の顔、ベイスターズ予報士の檜山さんというバチバチの戦いは、ハイスコア同士の点の取り合いとなり、僅差で長尾さんが勝利。優勝へ一歩前進する貴重な勝利となりました。

◆8月期 ベストゲーム賞

8月23日 巨人(菊地選手) 872 ― 872 ヤクルト(笑福亭べ瓶)

 まだ優勝のチャンスが残る巨人対ヤクルトの戦いは、文春野球、史上初の引き分けとなりました。いやいや、絶対に同点で終るなんてことはありえない! と、この7年間引き分けの存在を見ないふりしてやってきましたが、残り1カ月で終了というこの最後の最後で奇跡というのは起こるものですね。順位表に「引き分け」欄を新設することになりました。しかしそれは、実力の均衡した素晴らしいコラムだったということでもあるのです。ありがとうございました!(技術班の方も)