「やってがっしゃい!」。独特の掛け声を合図に、砂鉄を炭火に入れていく――。日本刀の材料「玉鋼」を作る現場に密着した。
※特集記事「伝統の職人 たたら製鉄 最強鋼づくりの奥義」もぜひご覧ください


ノロと呼ばれる鉄滓を流すための穴。不純物が排出され、高純度の鋼である玉鋼が出来る

総責任者「村下(むらげ)」の堀尾薫氏。日本美術刀剣保存協会運営の日刀保たたらで操業
清めの塩と共に祈りを捧げる

「初種」と呼ばれる最初の砂鉄を入れる前には、操業の成功と安全を願い、清めの塩を入れる。たたら場の中には神棚も祀られている
熔けた砂鉄が「鉧(けら)」を産む

30分ごとに、1杯あたり4キロにもなる砂鉄を繰り返し投入。操業は3日3晩続き、約2.5トンの「鉧」と呼ばれる鉄の塊が出来上がる
12トンに及ぶ木炭を消費

砂鉄と木炭を交互に入れていく。村下は火の勢いや色を見ながら、投入量を調整。「大炭」と呼ばれる燃えやすい木炭が使用されている
有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。
記事もオンライン番組もすべて見放題
初月300円で今すぐ新規登録!
初回登録は初月300円
月額プラン
初回登録は初月300円・1ヶ月更新
1,200円/月
初回登録は初月300円
※2カ月目以降は通常価格で自動更新となります。
年額プラン
10,800円一括払い・1年更新
900円/月
1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き
電子版+雑誌プラン
18,000円一括払い・1年更新
1,500円/月
※1年分一括のお支払いとなります
※トートバッグ付き
有料会員になると…
日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事が読み放題!
- 最新記事が発売前に読める
- 編集長による記事解説ニュースレターを配信
- 過去10年7,000本以上の記事アーカイブが読み放題
- 塩野七生・藤原正彦…「名物連載」も一気に読める
- 電子版オリジナル記事が読める
source : 文藝春秋 2025年5月号