
創刊100周年の雑誌『文藝春秋』での名物コーナー「三人の卓子」。読者の皆様からの記事への感想を募集・掲載しています。このページの末尾にある入力フォームからも、ご投稿いただけます。
すべてを知る男
4月号、国際勝共連合会長・梶栗正義氏の『統一教会と自民党 すべてを知る男の告白』を非常に興味深く拝読した。親子2代で旧統一教会の中心人物だった梶栗氏は、まさに「すべてを知る男」だ。岸信介元首相、福田赳夫元首相、安倍晋三元首相ら大物政治家と旧統一教会との関係が明らかになってきた。
「三角大福」の時代、福田は田中角栄に勝てなかった。それを継いだ安倍元首相の父・安倍晋太郎は角栄の後を奪った竹下登に勝つため、旧統一教会のバックアップを必要としていた。思想的、政策的にも親和性はあり手を結んだといえる。
政治家にとって最も大切なのは選挙である。選挙に勝たなくては国会議員になれない。かつて中選挙区時代は派閥政治時代に当たり、同根で戦うため、熾烈を極めた。その選挙を無償で手伝ってくれ、かつ選挙について熟知しているとなれば、どの候補も応援依頼をするはずだ。今回の記事でも、「政策協定」を大義名分として旧統一教会の手足となっていった様が克明に語られている。
今年は3年に1度の参議院議員通常選挙の年に当たる。自民党は先の衆議院議員総選挙で「裏金議員」を非公認としたが、旧統一教会との関わりのある議員はどうなるか。これも勘案して投票をしたい。
(埼玉県 大澤尚)
このままでは危ないぞ!
4月号、家田仁氏の『老朽インフラ事故防止に秘策あり』を読みました。ひとたび事故が発生すれば、国は一斉点検を命じ、国民は自分の身近な地域に問題がないことが分かれば一安心。なぜ日頃から計画的に点検を実施し、補修に係る予算を計上しないのか。また、一斉点検を行えば、とりあえず国民は安心するだろうというアリバイ作りのような、場当たり的な対応に疑念を感じていました。
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source : 文藝春秋 2025年5月号