スクールバス殺人犯・岩崎隆一51歳 「名門小」憎悪を生んだ従姉妹への嫉妬

「週刊文春」編集部
ニュース 社会

親に見送られて寝ぼけ眼の小学生がバスで通学する――。そんな幸せな日常の一コマは刺身包丁を手にした黒ずくめの男によって一転、修羅場と化した。なぜ彼は名門校の小学生に憎悪の炎を燃やしたのか。その理由は彼が生まれ育った家庭にあった。総力取材で迫る。

◆ ◆ ◆

「ぶっ殺してやる」

 5月28日午前7時40分過ぎ。神奈川県川崎市にある登戸駅前のコンビニから姿を現した男はそう叫びながら、両手に刃物を持ち、スクールバスを待つ小学生たちに次々と襲い掛かった。

 小学生の女児1名と保護者1名の命を奪い、17人に重軽傷を負わせた惨劇。そこは血の匂いがただよう阿鼻叫喚の現場と化していた――。

 登戸駅の警備員が話す。

「『小学生の女の子が改札前で血だらけになっている』と連絡があり、駆け付けました。小学1年生の女児で、グレーの夏用の制服が真っ赤に染まるほどの血が流れて、改札前にうずくまっていました。首の右側から出血していたので、止血措置を施しました。傷の深さは1センチほどで、その女の子は『切られた。私よりも酷い(被害を受けた)人がいる』と話していました」

2カ月99円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

2024GW 特大キャンペーン 誰でも月額プラン最初の2ヶ月99円 4/24(水)〜5/7(火)10:00
  • 月額プラン

    99円/最初の2カ月

    3カ月目から通常価格2,200円

    期間限定

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

有料会員になると…

世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る
  • 0

  • 0

  • 0

source : 週刊文春 2019年6月6日号

無料ニュースレター登録はこちら

今すぐ登録する≫

期間限定キャンペーン中!月額プラン2カ月99円

今すぐ登録する≫