なぜ、遠近両用レンズを早く使い始めたほうがいいのか。

 あなたは今、この文字がくっきり見えているだろうか? もし見えづらさを感じるようなら、すでに老眼が始まっているかもしれない。

 老眼とは、加齢により目のピント調節力が低下し、近くが見えづらくなる現象のこと。誰にでも起こり得るもので、その症状は個人差はあるが、40代から表れはじめ、加齢に伴い徐々に進行する。スマートフォンやパソコンの利用時間が増え、目から多くの情報を得ている現在。手元の見えづらさによるストレスや目の疲れは日々蓄積されるため、抗うよりも早めの対処が肝心だ。

 その対応策のひとつが、遠近両用レンズである。レンズの上部から下部に向かい遠用~近用の度数が入っているので、1枚のレンズで遠くも近くも見ることができる。そのため1本の眼鏡で幅広いシーンに対応できるのが最大のメリットだ。ただし度数が段階的に変化するその設計上、レンズ周辺部にゆがみが発生し、掛け始めは見え方に違和感が出ることも。スムーズに使い始めるためにお勧めしたいのが、遠近両用レンズの早期使用である。なぜなら、老眼初期の遠用~近用の度数差が小さいうちはゆがみが少なく、その分、慣れるのも早いからだ。

理想の見え方を決めるのは脳だった。

 また、快適な見え方を追求した上質なレンズを選ぶというのも一法である。東海光学の遠近両用レンズ「ニューロ セレクト」は、目と脳の関係に着目した製品だ。これまでレンズの「見え心地」の評価はモニタリングによる主観評価のみであったが、同製品はレンズ周辺部の見え方を脳科学で検証。脳のなかでどのように見えているかという「見え心地」の評価とモニタリング評価を繰り返し、レンズ設計にフィードバックさせることで、ユレやゆがみを最大限抑えた鮮明な見え方を実現している。つまりは、目だけでなく、“脳”がより心地よく感じる見え方を得ることができるというわけだ。

両眼の見え方を近似化した独自の「N式両眼リンク設計」を採用。さらにレンズ周辺部の鮮明さを脳科学で評価・検証し、ぼやけやゆがみの原因となる両眼収差を抑えることで、視界の鮮明度が約70%向上している。

 加えて、ニューロ セレクトは、「デイリー」「タウン」「ホーム」の3タイプを展開。自分のライフスタイルや使用シーンに合わせて選べば、見たい部分の視野が広く取れ、快適に使うことができる。

 見え方の質は、生活の質にも大きく影響を及ぼす。ぜひこのニューロ セレクトで理想の見え心地を手に入れてみてはいかがだろう。

My Favorite Lens
眼鏡ライター・伊藤美玲さんが語る。大事なのは「見え心地」

 

伊藤美玲/眼鏡ライター。出版社勤務を経て、2006年にフリーに。国内外の眼鏡展示会や産地、眼鏡に関わる人物への取材を行ない、眼鏡専門誌やモノ雑誌を中心に執筆中。

私は、40代前半から遠近両用レンズを使っています。40代半ばになり度数を見直すタイミングで「ニューロ セレクト」に切り替えましたが、加入度数を上げても掛け始めからゆがみをあまり感じず、クリアな視界が広がったのが印象的でした。現在主に使っているのは、中間距離を重視した遠近両用の「タウン」タイプ。外出中は街の看板や案内表示から、手元のスマホまで眼鏡1本でバチッとピントが合い、見え心地の良さを実感しています。仕事柄パソコンの使用時間も長いのですが、モニターの距離も手元の資料も自然な姿勢で見ることができ、執筆時に疲れを感じにくくなりました。

脳科学遠近両用レンズ[NEURO SELECT]
取り扱い店はこちら

提供:東海光学株式会社
お客様相談室/0564・27・3050

  • 0

  • 0

  • 1

source : 週刊文春 2024年12月12日号