〈わたしたちの時代がやってくる! 権利平等、動物保護、文化共生。みんなはどんな世の中にしたい?〉
一見、よくある PR記事だが、ずらっと並ぶ女性モデルのTシャツの袖には自民党のマークが……。講談社の女性ファッション誌「ViVi」ウェブ版に掲載された自民党の広告記事が「政党の宣伝をするのか」「Tシャツより年金がほしい」などと炎上。裏には、甘利明選挙対策委員長(69)と講談社の知られざる蜜月があった――。
◆◆◆
講談社社員が明かす。
「これを取ってきたのは広告担当の中堅社員A氏(40代)です。仕事はできるが細かいことは気にしないタイプ。実はA氏は以前から甘利氏側と交流があり、食事をともにする間柄。今回は先方から『党の広告を出せないか』と打診され、飛びついたようです」
別の社員は、そもそも甘利氏と講談社は大の“なかよし”だと語る。
「マンガが屋台骨の講談社は、『漫画村』をはじめとする海賊版サイト問題で政府に法規制を求める旗振り役を担い、野間省伸社長も積極的に発信してきました。この分野で頼りになる大物議員と言えば甘利氏。自民党知的財産戦略調査会の会長ですからね。昨秋にはうちから甘利氏の政策提言本を出版していますが、これはまさに同調査会の議論をまとめたもの。甘利氏側が大半を買い取ってくれたようですけど」
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source : 週刊文春 2019年6月27日号