京都向日市殺人 前科10犯男が市役所員を共犯にした猛クレーム

「週刊文春」編集部
ニュース 社会

「試供品のオーデコロンが服について匂いが取れへん。洗濯しても取れへん。彼女が『匂いきついの嫌や』言うて喧嘩になった。どうしてくれんねん!」

◆◆◆

 6月12日、交際相手の女性の遺体を白いガムテープでグルグル巻きにし、遺棄した疑いで逮捕された京都府向日市の橋本貴彦容疑者(55)。彼は近隣の大型スーパーで「たちの悪いクレーマー」(スーパー関係者)として知られていた。月に一度の頻度で訪れては騒ぎ、店員を困らせたという。

「初めて来たのは2年ほど前。『生え際の白髪を染めたいんやけど、いいのある?』と。最初は人懐っこい人やなあと思ったけど、すぐに『白髪染めが肌に合わんかった』『試供品が服についた』と、何かとイチャモンをつけてくるように。一番ひどいのは電話でのクレーム。直接話す時は優しい口調で『彼女、会いに来てるねん』などと身の上話をしたりもするけど、電話になると何を言ってるか分からんくらい激昂して『どうしてくれんねん!』を連発する」(同前)

 橋本と共に死体遺棄容疑で逮捕されたのが、向日市職員、余根田渉容疑者(29)だ。2012年4月から向日市役所で働き、15年、地域福祉課保護援助係に配属。生活保護のケースワーカーを務め、逮捕時は101人を担当。その中の一人が橋本だった。

「余根田は取り調べに対し、『(橋本に)前科があると聞いて逆らえなかった』と供述しており、両者は主従関係にあったとみています」(捜査関係者)

女性への数々の暴行

 1995年、別の女性への傷害致死罪の実刑から出所した橋本は、翌年、交際相手だった女子高生に対する傷害罪で逮捕される。

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source : 週刊文春 2019年6月27日号

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