「24時間働きゃいい」ヤマト子会社社長のパワハラ音声

横田 増生
ビジネス 社会 企業 働き方

「お前ら殺されるぞ、本当に。分かる、これ? そのくらい(の給料を)もらってんだよ。殺されるよ、本当。ふざけんなよ。馬鹿たれ! それも分からねぇから問題なんだよ」

 筆者の手元にそんな暴言を録音した音声データがある。声の主は、ヤマトリースの小泉弘社長。17年に入り、200億円超の未払い残業代が発覚して以降、グループ全体で働き方改革に踏み切ったはずだが――。(文:横田増生[ジャーナリスト])

 ヤマトリースはヤマトホールディングスの100%子会社で、トラックやフォークリフトなど車両のリースを主に手掛けている。

 ヤマトフィナンシャル常務などを経て、小泉氏が社長に就任したのは、昨年9月。前社長が引っ越し代水増し請求問題で降格処分になったことを受けての“リリーフ登板”だった。ところが小泉氏は就任以降、パワハラとも受け取れる言動を繰り返しているという。

「24時間働きゃいいじゃない」

 冒頭の音声は、今年に入ってから録音されたもので、ある支店会議後に開かれた懇親会の席での発言だ。

 録音した社員が語る。

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source : 週刊文春 2019年7月11日号

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