皇嗣殿下となって初めての海外公式訪問に臨まれた秋篠宮ご夫妻。しかし、政府専用機ではなく、あえて民間機をご使用になったことで遅れが生じる一幕も。そのこだわりの陰には、警察やマスコミなどの“権威”を嫌い、普通と自由を愛する秋篠宮の強い想いがある――。
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ウォーン、ウォーン。けたたましいサイレンの音が夜のワルシャワの街中に響き渡った。現地の警察車両に先導され、一台の車が迎賓館の前に停まると、中から現れたのは秋篠宮ご夫妻。6月27日、日本とポーランドの国交樹立100周年を記念して、秋篠宮(53)は皇嗣として初の海外訪問に臨まれたのだ。
迎賓館前には日本の宮内記者会をはじめ現地のマスコミなど総勢30人以上が詰め掛け、今か今かと秋篠宮ご夫妻の到着を待ちわびていた。というのも、この時すでに予定より一時間半も遅れが生じ、時計の針は夜の23時を回っていたからだ。
「秋篠宮ご夫妻は政府専用機ではなく民間機で羽田を発ち、ドイツでトランジットしてポーランドへ赴かれました。ただ、フランクフルト発の便に遅延が生じた。そのため、ポーランドの政府関係者も出迎えの準備をしたまま、待ちぼうけを食わされた形です。
海外からはCrown Prince(=皇太子)、いわば国賓並みの待遇で招かれているため、本来であれば政府専用機を使って時間通りに到着し、相手国に迷惑をかけないことが外交儀礼上のマナーです。天皇陛下も皇太子時代から政府専用機を使われていた。一方の秋篠宮さまは、民間機を使うことにこだわりを持たれているようです」(宮内庁担当記者)
2日後、ワルシャワから観光都市クラクフへと民間機で移動する際も30分の遅れが出ている。そのため同市長との面会も急遽予定を変更し後ろ倒しになった。
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source : 週刊文春 2019年7月11日号