ジャニー喜多川 審美眼と「性的虐待」――稀代のプロデューサーの光と影

「週刊文春」編集部
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 光が強くあたれば影もまた濃くなっていく。詩人ゲーテによる言だが、これほど彼の人生にふさわしい成句もない。メディアは彼の業績を美辞麗句で必死に飾りたてるが、それは彼の一部分に過ぎないのだ。彼と対峙してきた本誌だからこそ知るジャニー喜多川の真実。

◆ ◆ ◆

〈ジャニーのタレントに対する育ての親としての深い愛情と子供達との絆の強さを感じました。そして、最愛の子供達の愛に包まれながら、2019年7月9日午後4時47分、ジャニー喜多川は、人生の幕を下ろしました〉

 7月9日、ジャニーズ事務所は、社長のジャニー喜多川氏(享年87)の訃報を発表した。3日後には家族葬が行われ、近藤真彦を筆頭に、東山紀之や木村拓哉ら計約150名の“子供達”が参列した。

「葬送の会で司会を務めたのはTOKIOの国分太一とV6の井ノ原快彦で、会を仕切ったのはジャニーズアイランドの社長である滝沢秀明(37)。ジャニーズ事務所の社長には、姪の藤島ジュリー景子副社長(52)が就任予定ですが、彼女はいまだ報道陣の前に姿を見せず、沈黙を貫いています」(芸能関係者)

 翌日のスポーツ紙やテレビのワイドショーでは、祭壇前での記念写真と共に、1時間半におよぶ家族葬での和やかな様子が詳細に伝えられた。また家族葬と前後して、芸能メディアはタレントの追悼コメントで埋め尽くされていた。

お悔やみムードに反発する元ジュニア

家族葬での集合写真

 だが、ジャニー氏の“子供達”のなかには、こうしたお悔やみムードに反発をおぼえる元ジュニアがいる。

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source : 週刊文春 2019年7月25日号

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