「発売日前日、社内では『根も葉もない噂を記事にされた』と広報から通達があり、木村弘毅社長も火消しに躍起になっていました」(ミクシィ関係者)
小誌が前号で報じたIT大手、ミクシィの東京ヤクルトスワローズ“買収計画”。計画は根も葉もないどころか、極秘の社内文書には球界参入に向け、さらに赤裸々な内容が綴られていた。
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ヤクルト関係者が語る。
「ミクシィ側は文春の取材に『あくまで当社が検討し得る選択肢の一つ』と認めていましたが、ヤクルト側にとっては今季からトップスポンサーになったミクシィに球団買収の思惑があったとは“寝耳に水”。8月7日にはミクシィがスポンサー契約しているFC東京の選手による始球式などのイベントも控えていたため、球団幹部も戸惑っていた」
一方で、ミクシィの球界参入への期待値は株価にも反映され、低調だった2020年3月期の四半期決算を8月9日に発表した後も、ミクシィ株は続伸の状態だった。
無借金経営で、利益剰余金は1600億円超とされるミクシィ。同社が非ゲーム分野の新機軸と位置付けていたのが、球界を含むスポーツ事業への参入である。
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source : 週刊文春 2019年8月29日号