特捜部が重大関心 上野宏史前政務官の“悪だくみ”音声

「週刊文春」編集部
ニュース 社会 政治

「通常、4、5カ月かかるやつを1カ月半ぐらいでこれ出しました。ということでいいですね?」

「むしろ次から次にジャンジャン新規案件をもらったほうが通る可能性ある」

 この新たな音声データの声の主は、自民党の上野宏史衆院議員(48)。小誌が外国人在留資格を巡る口利き疑惑を報じてから1週間後の8月28日に突如、厚生労働政務官を辞任すると表明したが、口利きを巡る闇は深まるばかりだ。

 小誌が直撃取材をした8月16日以降、仕事を他の政務三役に押し付け“登庁拒否”していた上野氏は、最後まで雲隠れ。辞任の理由をA41枚の文書で公表したが、〈法令に反する口利きをした事実はありません〉と主張しながらも、〈体調を崩し役所に出ることがままならない〉から辞任するとした。

「公明党の北側一雄中央幹事会会長が『記者会見の場に出るべき』と批判するなど、与党内にも庇う声は一切ありません。10月からの臨時国会で野党が攻勢を強める前に、今後、離党や、最悪、議員辞職もありえるでしょう」(政治部デスク)

 上野氏の疑惑は、人材派遣会社「ネオキャリア」(以下ネオ社)が派遣する外国人の在留資格について法務省に少しでも早く許可がでるよう口利きすることで、同社からカネを得ようと画策したもの。小誌は、上野氏が政策秘書A氏との打ち合わせの席で「ネオキャリアからお金もらう案件でやってんだ」「1件につき2万円」などと語る生々しい録音データを入手、公開した。検察担当記者が語る。

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source : 週刊文春 2019年9月12日号

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