石破内閣の低調な支持率を横目に、自民党内で相次いで勉強会が動き出している。麻生太郎前副総裁の麻生塾は1月22日に初会合を開き、小林鷹之元経済安全保障相も1月に開催する中、耳目を集めたのが茂木敏充前幹事長が1月29日に発足させた勉強会だ。旧茂木派を中心に、萩生田光一元文科相や稲田朋美元防衛相ら安倍政権で要職を務めたメンバーも参加。米トランプ政権発足の影響をテーマに議論した。
政治部記者は「驚いたのは野田聖子元総務相(64)が参加したことだ」と話す。野田氏は昨秋の総裁選で推薦人を集められず、立候補を断念。存在感低下は甚だしい。「勉強会参加は表舞台に復帰したい意欲の現れだろうが、よりによって茂木氏に接近するとは」と同記者。野田氏は、岸田政権下で幹事長だった茂木氏が政権運営に非協力的な姿勢を示した際、「茂木さんはひどい」と不快感を示すなど、茂木氏と肌が合わないはずの旧敵だからだ。
自民党スタッフは言う。
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source : 週刊文春 2025年2月13日号