小泉進次郎 裏切り全真相〈内閣改造インサイド〉

「週刊文春」編集部
ニュース 社会 政治

 自民党のプリンスがついに入閣を果たした。安倍政治に苦言を呈し、総裁選では石破支持を表明。官邸と距離を保ってきたはずの小泉氏はなぜ“変節”したのか。そして過去最大規模の「お友達人事」を断行した安倍首相の真意とはいかなるものか。総力取材で迫る。

◆◆◆

「安倍内閣自体が残り2年となり、レームダック化する中、“起爆剤”として起用したということでしょう。後世、小泉進次郎が総理になることがあれば、安倍さんが育てたという伝説も生まれる。退陣後も踏まえた計算があったのかもしれません」(ノンフィクションライターの常井健一氏)

 9月11日に行われた自民党役員人事・内閣改造。最大のサプライズが小泉進次郎衆院議員(38)の環境大臣就任だった。

「安倍晋三首相は訪問先のロシアから帰国した6日、小泉氏の起用について本格的に検討を始めた。週末に菅義偉官房長官とも相談したうえで、9日午後に菅氏が小泉氏に面会し、了解を取り付けてから、安倍首相が電話で入閣を打診。小泉氏は『頑張ります!』と明るい声で応じたそうです」(首相周辺)

 安倍一強が続き、党内が沈黙する中、安倍政権を批判する歯に衣着せぬ発言が小泉氏の人気の源泉だった。

「特に顕著だったのが森友・加計問題でした。真相究明のための特別委員会の設置を要求するなど、安倍首相の姿勢を鋭く批判。安倍政権に内心では反発していた自民党議員や保守層からの期待を集めていた。そんな小泉氏の入閣には『裏切りだ』と落胆する声が上がっています」(同前)

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source : 週刊文春 2019年9月19日号

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