2011年の東京電力福島第一原子力発電所の事故を起こした刑事責任を問われ、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電の旧経営陣2人の無罪が確定した。最高裁第二小法廷が旧経営陣を無罪とした一、二審の判断を支持し、上告を棄却した。

 原発事故の法的責任を追及する手続きは3つある。一つは住民らが国と東電に損害賠償を求める集団訴訟で、もう一つは東電株主が旧経営陣に東電への賠償を求める株主代表訴訟。三つ目が本件で、これにより刑事責任を問う裁判は終了したことになる。

 この話を7日付朝刊で報じた朝日と毎日は対照的だ。朝日の見出しを追っていくとこうなる。「東電旧経営陣 無罪確定へ」(一面)、「原発事故 誰も罪を負わず」(二面)、「東電の責任は揺るがず」(社説)、「『責任明らかにしたかった』無念の涙」(社会面)。

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source : 週刊文春 2025年3月20日号