新人議員15人に商品券10万円を配布していた石破首相。カネには清廉と見られてきたが、その実、一般国民とは大きく乖離した金銭感覚の持ち主だった。しかも、それは自身の政治資金、更には国家の予算編成にも及んで――。

 

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 翌日に新年度予算案の衆院通過を控えた3月3日の夕刻。自民党の衆院一回生議員の事務所を訪れた女性がいた。

「今日のお土産です」

 そう言って手渡した紙袋には、三越の袋に包まれた厚さ5センチほどの束が収められている。包みに添えられた名刺には、今宵のホスト「内閣総理大臣 石破茂」の文字が躍っていた。

 夜6時半過ぎ、15人の一回生議員の姿は、首相公邸にあった。開かれたのは、昨年10月の衆院選で初当選を果たした議員と石破首相(68)との懇談会。首相の地元・鳥取県の郷土料理やワインが振舞われ、議員の1人が「私たちは全員石破派です」と場を盛り上げる。

 ご満悦の首相は彼らにこう語りかけたという。

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source : 週刊文春 2025年3月27日号