高齢者が骨折すると、寝たきりの原因になってしまう。そこでカルシウムを摂って骨を鍛えようとしても、それだけでは決して十分ではないのだという。骨を強くするために、本当に必要な栄養素や摂り方を下方氏が徹底解説。

 

●実はサプリはNG

●日光浴でビタミンD生成

●春菊、納豆でビタミンK摂取

●朝のめかぶでマグネシウムを

 

◾️下方浩史教授の「90歳まで健康長寿」

#1 血管を柔らかくする

#2 魚で骨と血管を守る

#3 70歳から毎日肉食のすすめ

#4 完全なる朝食とは?

#5 今回はこちら

「人は必要な栄養素を補給しながら、古くなった骨を壊し、新しい骨に置き換えています。若い世代なら約3年周期で作り替えられるのですが、高齢者の場合は、新陳代謝が遅くなり、5〜10年ほどの時間がかかる。さらに加齢によって、骨の中がスカスカになりやすい。そのため、転ぶと骨折する可能性が高いのです」

 そう語るのは、老年科専門医で、名古屋学芸大学大学院栄養科学研究科の下方浩史教授である。40年以上に渡って、老年病(高血圧症や糖尿病、動脈硬化などを指す)の研究を続けてきた中で、シニアが骨を鍛える重要性を痛感してきた。

「特に女性は、閉経後に骨の形成を促進する女性ホルモンの分泌量が減り、骨量が激減します。次第に骨が弱くなって骨粗鬆症の発症リスクが高まります」

 

 女性ほど急激ではないが、男性も栄養不足や運動量の低下、飲酒、喫煙などの影響で、徐々に骨が脆くなる。

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source : 週刊文春 2025年4月3日号