1965年の銀幕デビュー以来、強烈な存在感で映画史に名を刻む俳優・梶芽衣子。役者人生への思い、ハリウッド監督からのラブコール、78歳を迎えこれからも現役を続けるための体への向き合い方、すべてを語った。

「私、何よりもお仕事が好きなんですよ。お芝居や歌で表現することが。今、すごく楽しいです。何歳まで生きられるか分かりませんけど、自分から降参するつもりはありません。『もうしんどいです』なんて言っていたら、お仕事もいただけないですから」
清々しく“生涯現役”を宣言するのは、この3月で俳優デビューから60周年を迎えた梶芽衣子だ。インタビュー当日の3月24日は、78歳の誕生日。喜寿を超えた今もなお意気軒昂な梶が、その秘訣を100分にわたって明かした。
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3月8日、東京都港区のTOHOシネマズ六本木ヒルズ。第97回アカデミー賞で5部門を受賞した「ANORA アノーラ」のショーン・ベイカー監督が来日記念の舞台挨拶を行った。梶が花束を抱えてサプライズ登場したのは、その終盤のこと。梶の大ファンだという同監督は、感激のあまり、こう言いながら彼女の肩を抱き寄せた。
「I love you!」
ベイカー監督は、アノーラ役のマイキー・マディソンに役作りの参考として、梶の出世作「女囚701号 さそり」(1972年)を見せたという。梶が語る。
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source : 週刊文春 2025年4月3日号