今回は、「歩行を維持することが、人生の幸せを決める」と説く久道勝也医師に女史会世代の「足の健康」のお話を伺いました。久道先生は日本初の足病医療の総合病院「下北沢病院」の理事長。病院では、足の筋肉、骨血流、皮膚、爪、歩行機能、適正な靴の選択など足の健康の全てを調べる足ドック「足の見えるか検診」を行っています。その中から3人には「むくみ」や「冷え」など女性の悩みにフォーカスした「足の見えるか検診 forレディス」を事前に受診してもらいました。
お話を伺ったのは 医師 久道勝也さん
ひさみちかつや/1964年静岡県生まれ。下北沢病院理事長。1993年獨協医科大学卒業、順天堂大学皮膚科入局。米国ジョンズ・ホプキンス大学客員助教授を経て、2016年日本初の足病医療の総合病院である下北沢病院を設立し理事長を務める。2019年よりロート製薬最高医学責任者を兼任。著書に『死ぬまで歩きたい! 人生100年時代と足病医学』(大和書房)、『“歩く力”を落とさない! 新しい「足」のトリセツ』(日経BP)。

久道 当たり前ですが、誰もが元気なまま人生を終えたいと思っていますよね。
渡辺 はい。先生の著書のタイトル通り、「死ぬまで歩きたい!」と常々(笑)。
野宮 歩き続けたいね。
松本 で、そのままコロリ。
久道 ピンピンコロリですね。略してPPK(笑)。
女史会 PPK!
久道 ずっと平坦な道を進み続け最後にプツッと道が終わる、そんなイメージだと思います。でも、PPKが実現する確率は非常に低いんです。残念ながら。
女史会 奇跡か~(笑)。
久道 人生には必ず「最後の下り階段」があります。最初に歩行が困難になり、次に排泄が困難になり、やがて食べられなくなり、死を迎える。それは誰もが避けて通れない下り階段。私たちはその現実を直視しなければなりません。ただ、最初の一段目を下りる時期を遅らせ、みなさんが望むPPKに近い状態へ持っていくことは可能なんです。
渡辺 え、どうすれば?
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source : 週刊文春WOMAN 2025春号