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〈福岡 田川〉一歳児エアガン夫「殴る蹴る踏む」の凄惨暴力

「週刊文春」編集部
ニュース 社会

 わずか1歳4カ月でこの世を去った男の子。その身体には頭から足まで数十カ所、エアガンで撃たれたと見られる傷跡があった。傷害容疑で逮捕された夫婦はいかなる人物だったのか。今回初めて取材に応じた妻の実父と親友の証言から修羅場の詳細が明らかになった。

◆◆◆

「唯雅(ゆいが)が『ギャー』って泣きよって、段々呼吸が弱くなっていったって。それで、朝4時くらいに息がとまってしまった。救急車を呼んで、警察もすぐに一緒に来たらしいです。(母からの虐待は)絶対ないと思います。藍は育児もちゃんとしよったし。自分が食べる暇がなくても、子供のご飯の準備はちゃんとしてましたよ。藍からも、子供を殴ったとかそういう話は全然聞いたことがない。ただ藍は、雅則からDVを受けたことはあると話していました」

 昨年末、当時1歳4カ月だった常慶(じようけい)家の三男・唯雅ちゃんが亡くなった。エアガンを発射して怪我をさせた傷害容疑で、土木業を営む父・常慶雅則容疑者(24)と、その妻・藍容疑者(24)が福岡県警に逮捕されたのは、11カ月が経った今月6日のことだった。

常慶藍容疑者(フェイスブックより)

 冒頭の証言の主は、藍の実父である。今回、藍の実父と親友が、この不可解な事件について初めて重い口を開いた――。

根性焼きのような酷い内出血の跡が数十カ所も

 事件の端緒は、昨年12月1日午前4時17分。藍からの「(子供が)息をしていない」という119番通報だった。

「救急隊が駆け付けると、自宅の寝室で、唯雅ちゃんの心肺は既に停止していました。異様だったのは、唯雅ちゃんの頭から足まで、根性焼きのような酷い内出血の跡が数十カ所もあったこと。不審に思った隊員が警察に即通報しています。自宅から見つかったエアガンのBB弾は6~8ミリの大きさで、傷の跡とほぼ一致しました。ただ司法解剖の結果、死因は肺炎とほぼ同義の肺感染症とされた。身体の傷と肺感染症との間に直接の因果関係はないようです。もうひとつ気になるのは、当時、唯雅ちゃんは1歳4カ月にもかかわらず、平均体重を大きく下回る5642グラムしかなかったこと。これは生後2、3カ月相当。ネグレクト(育児放棄)があったかどうかも視野に入れて捜査を進めています」(捜査関係者)

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source : 週刊文春 2019年11月21日号

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