あだち充の代表作『タッチ』。アニメ放送開始から今年で40年を迎えた。南と達也がアフレコ収録の裏話や作品の魅力を語りあった。
【『タッチ』あらすじ】双子の兄弟、上杉達也&和也と、浅倉南は幼馴染。明るい南と高校球児で優等生の和也はお似合いのカップルと思われている。しかし南は、成績もスポーツも振るわず頼りない達也に惹かれて……。甲子園出場を懸けた試合当日、和也は事故で帰らぬ人に。達也は野球部に入り、南の思いを背負って甲子園を目指す。

日髙 私は『タッチ』のオーディションを受けた頃、崖っぷちアイドルから声優に転身したばかりだったけれど(笑)、三ツ矢さんはすでに声優として多くの作品に出ていましたよね。
三ツ矢 うん。それまでは、わりと甲高い声の個性的なキャラクターを演じることが多かったんですよ。普段のオーディションは「◯◯役の三ツ矢雄二です」って自己紹介をして台詞を読むんですが、『タッチ』の時は、他の候補者含め自己紹介はせず、台詞だけ読んで、オーディションを受けました。いざ合格して「達也役は三ツ矢さんです」となった時に、みんな「えっ、大丈夫か!?」って思ったみたい(笑)。
日髙 『タッチ』は覆面オーディションでしたもんね。実は、三ツ矢さんは和也役も受けていたそうですね?
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source : 週刊文春 2025年5月1日・8日号
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