阪神ファンがザワついたのは、5月7日の巨人戦で起こった中野拓夢内野手(28)への死球を巡ってだった。この試合の7回に巨人・高梨雄平投手(32)が中野の背中にドスン。その死球に虎党が「故意ではないか」と騒いだのである。
伏線は前日の同カードでのアクシデントだった。1回無死一塁で送りバントをした中野と送球を受けた巨人・岡本和真一塁手(28)が交錯。岡本は左肘靱帯損傷で全治3か月の重傷を負った。中野は走路を走っていただけで、守備側の送球ミスが原因だった。しかし中野がぶつかったことに対する“報復”ではないかという訳だ。しかも高梨と阪神打線には因縁があった。一昨年に高梨から死球を受けた近本光司外野手が肋骨骨折で離脱。それだけに「また高梨が……」と、阪神ファンのボルテージが一気に上昇したのだった。
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source : 週刊文春 2025年5月22日号