長嶋茂雄さんが亡くなられた。
偉大なヒーローの死は、私たち世代を中心に深い喪失感を残した。私より少し上の友人は、
「朝から涙が止まらない」
と言って寄こした。
長嶋さんがいなくなるということは、自分の幸せな少年時代の思い出もなくなるということらしい。
父親に連れていってもらった後楽園。そして白黒テレビで見たジャイアンツの試合。あの頃、いろいろな少年雑誌の表紙を長嶋さんが飾っていた。それが悲しいものになってしまう。
今考えると大変に幸運なことであるが、私は長嶋さんとおめにかかったことがある。
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source : 週刊文春 2025年6月19日号