第25回のゲストは金原ひとみさん。最新長編『YABUNONAKA-ヤブノナカ-』は性加害を描いた作品だ。性暴力を告発された元編集長や40代の女性作家、性行為を教授から強要された大学生など、それぞれに映った“真実”に稲垣さんが感じたこととは。
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今日の1冊
『YABUNONAKA-ヤブノナカ-』金原ひとみ 文藝春秋 2420円
50代半ばの文芸誌の元編集長・木戸は、出版関係志望の橋山への8年ほど前の性暴力をウェブで告発される。旧知の小説家・長岡も、レイプをしてきた夫との別居や、引きこもりの娘の伽耶との関係など、家庭での問題を抱えていた。
稲垣 金原さんと対談をするのは今日が初めてですが、初対面は一年半ぐらい前でした。西加奈子さんがカナダから帰国された時に、作家さんたちのお食事会があったんですよね。そこに僕もお邪魔させていただきました。会場がなんと、僕がディレクターをやっている「ビストロ ジョー(BISTRO J_O)」で。
金原 美味しい料理をいただきました。
稲垣 アミューズメントパークみたいな、ギラギラなレストランだったでしょう?
金原 ゴージャスでした(笑)。立地も素晴らしくて、銀座のど真ん中で。
稲垣 食事の後、銀座の街を歩きながら記念撮影しましたよね、みんなでちょっとかっこつけて(笑)。あのお店、移転したんですよ。
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source : 週刊文春WOMAN 2025夏号
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