「将来的には、文春さんとも写真集含め。一生懸命取材されたと思うんですけど、記事は止めて頂きたい」
「岡田健史の将来を見て下さい。大河も朝ドラの相手も決まってて、来年の主役もずっと決まっています。出版社、殺到してるんで」
今年3月7日、小社に現れ、そうまくし立てたのは、芸能事務所スウィートパワーの岡田直弓(なおみ)社長(53)だ。
NHK大河ドラマ「青天を衝け」にも出演中の若手俳優・岡田健史(22)。そんな彼に今、独立騒動が持ち上がっている。5月18日発売の「女性自身」が、岡田が事務所に契約解除を求め、仮処分を裁判所に申し立てたと報じたのだ。

「女性自身や同誌を取り上げたスポニチは若者の暴走のように報じましたが、実際は奴隷契約のような酷い実態に苦しみ抜いた末の決断でした」(事務所関係者)
岡田が所属するのは、スパイスパワー。黒木メイサら多くの女優を擁し、“女版ジャニーズ”と呼ばれるスウィートパワーの男性部門だ。小誌は3月11日発売号で、同社の岡田社長が所属の未成年女優にダブルベッドを強要したり、風呂を覗くなどのセクハラ行為を重ねていた問題を報道。発売の4日前、社長は2時間にわたる取材に応じた。「(女優に)接近はしたかも」などと答えた上で口にしたのが、冒頭の言葉だ。

記事を止める代わりに持ち掛けてきた“交換条件”は、岡田の写真集だった。「朝ドラ」とは、秋から放送予定の「カムカムエヴリバディ」。同作でヒロインの相手役を務めることは、現時点で公式発表もされていない。当然、小誌は要求に応じなかったが、記事は予期せぬ波紋を呼ぶことになる――。
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source : 週刊文春 2021年6月3日号