極秘“足抜け計画”進行中 石破派崩壊の首謀者とは?

THIS WEEK「政治」

「週刊文春」編集部
ニュース 社会 政治

 5月末に報じられた日経新聞の世論調査。「次の首相にふさわしい政治家」で、トップの河野太郎規制改革相の23%に次いで、無役ながら2位(14%)に入った自民党の石破茂元幹事長(64)。国民にはまだ一定の人気があるが、永田町やマスコミの間では、その存在感は凋落の一途だ。

 6月2日放送のラジオ日本の番組が象徴的だった。「石破さんの総裁選の出馬の話も伺おうと思ったのに。あと30秒で、はい」。石破氏出演のコーナーの終わりを告げる音楽が流れる中、キャスターが尋ねた。石破氏は「いや、だから、それはもう『俺が、俺が』とかね、そんな話ではない。『菅おろし』とか、そんな話をしちゃいかんのですよ」。

「最後に雑に聞かれるぐらい、石破氏の次期総裁選出馬の話は軽んじられていた」(政治部記者)

 昨秋の総裁選で菅義偉首相ばかりか岸田文雄前政調会長にも惨敗。責任を取って石破派の会長を辞任し、派は集団指導体制になった。石破氏からの後継指名を固辞した鴨下一郎元環境相が代表世話人に就いているが、山本有二元農水相は休会中。伊藤達也元金融担当相らが退会し17人になった。

 実は、さらに不穏な動きが極秘で進行している。

「鴨下氏が複数の仲間と共に石破派を足抜けし、新グループを結成したいと重鎮議員に相談した」(党関係者)

 一番の狙いは、当選6回ながら大臣になれない古川禎久元財務副大臣の入閣だ。グループとして菅氏支持を表明し、早ければ衆院選前に行われる内閣改造での入閣を目指している。

2カ月99円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

2024GW 特大キャンペーン 誰でも月額プラン最初の2ヶ月99円 4/24(水)〜5/7(火)10:00
  • 月額プラン

    99円/最初の2カ月

    3カ月目から通常価格2,200円

    期間限定

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

有料会員になると…

世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る
  • 0

  • 0

  • 0

source : 週刊文春 2021年6月17日号

無料ニュースレター登録はこちら

今すぐ登録する≫

期間限定キャンペーン中!月額プラン2カ月99円

今すぐ登録する≫