「今の状況でやるのは、普通はない」。尾身会長の発言に菅首相は「なんで尾身さんが言うんだ」と苛立ちを募らせたという。水面下で続く菅官邸と専門家たちの“暗闘”。そうした中、厚労省アドバイザリーボードの一員でもある西浦教授が小誌に明かした事実とは――。
東京五輪の開会式まで残り約1カ月半、専門家たちが“決起”した。
6月2日の衆院厚労委員会。政府のコロナウイルス感染症対策分科会・尾身茂会長の口から飛び出したのは、こんな言葉だった。
「今の状況で(五輪を)やるというのは普通はない」
それまで尾身氏が公の場で五輪開催の可否という政策判断に踏み込むことはなかっただけに、発言は大きな波紋を呼んでいく。
さらに2日後の6月4日の衆院厚労委員会では、
「感染リスクについて近々、関係者に考えを示したい」
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source : 週刊文春 2021年6月17日号