「中国汚染野菜」業者との取引 外食チェーン大手15社に聞いた 中国野菜“使用メニュー”リスト付き

「週刊文春」編集部
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 先週号で報じた中国産野菜の実情。未だ、様々な手口で検査をかいくぐり、問題のある野菜を日本に送り込む業者がいる。では我々はどんな形で中国産野菜を口にしているのか? 外食大手15社にアンケートで現状を訊いた。大事なのは、まず「知る」ことだ。

(左上から)すき家、スシロー、大戸屋、吉野家、ガスト、マクドナルド

 2000年代初頭、残留農薬の問題で「毒菜(ドクチョイ)」とまで呼ばれた中国産野菜。

 日本の食卓は今、その頃より中国産の野菜に依存している。

 農水省の統計によれば、2000年に約547万トンだった中国産野菜の輸入量は、昨年には約927万トンと1.7倍近い伸び。輸入野菜における中国産のシェアも20年に数量ベースで54.2%に達した。

 本誌は先週号で、中国の「汚染野菜」を、巧妙に日本へ輸出する企業の実態を詳報した。違反を犯した企業が、中国側のチェックを逃れるために会社名を変えて再び輸出する、あるいは質の悪い野菜をコンテナの奥に配置し、日本側の検疫をかいくぐる、などの手法の横行……。

「輸入食品違反事例」(厚生労働省)を確認したところでは、食品衛生法の定める基準値を超える残留農薬やカビ毒が検出され、「積戻し」「全量廃棄」などの処分が複数回下された中国企業は、過去3年間で30社以上あった。

 今、中国産野菜は本当に安全と言えるのか。

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source : 週刊文春 2021年6月24日号

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