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日本一忙しい俳優 小日向文世の黒木華“推し”が止まらない

「週刊文春」編集部
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「30分拡大版で放送された最終回(6月14日放送)の視聴率は番組最高タイの13.9%。全話で2桁達成の快挙に局の上層部もご満悦です。実は、早くも来年公開を目指して映画化の企画が水面下で進行しています」(フジテレビ関係者)

 好評のうちに幕を閉じたフジ月9「イチケイのカラス」。お堅いイメージの法廷ドラマに彩りを添えたのは、型破りな裁判官を演じた竹野内豊(50)の脇を固めたクセ者たち。中でも注目されたのが、ベテラン俳優・小日向文世(67)だ。

「狂気を秘めた凡人を演(や)らせたら天下一品。『日本のケビン・スペイシー』と呼ばれる名バイプレイヤーです。善人のように見えて実は悪人だったり、事件の黒幕だったりする役柄が多く、今回もいつ“豹変”するのかとハラハラさせられました」(芸能評論家・三杉武氏)

 今作では最後まで実直で温厚な裁判官役を演じきり、現場でもムードメーカー的な存在だったそう。

「特に仲がいいのが黒木華(はる)(31)。ドラマでは東大法学部卒の堅物裁判官を演じた彼女が、休憩になるとコヒさんと夫婦漫才のようなやり取りをして大はしゃぎ。お互いの写真をスマホで撮り合っていたこともありました」(番組関係者)

黒木華

 黒木とは、2016年4月クールのドラマ「重版出来!」(TBS)や、同年放送のNHK大河「真田丸」などで度々共演。小日向がもっとも“推す”女優のひとりである。

「他の役者の演技のことを滅多に口にしないコヒさんが、黒木に関しては賛辞を惜しまない。『不思議な魅力と求心力を持ち合わせた稀有な女優』、『すごく波長が合う』とも言っている。17年の『みをつくし料理帖』(NHK)の打ち上げではよほど別れがたかったのか『華ちゃ〜ん』と叫びながら駆け寄り、黒木と熱いハグを交わしていました(笑)」(別の番組関係者)

 小日向の芸歴は長い。中村雅俊の付き人から劇団入りし40年以上。もっとも、96年の劇団解散後は01年に木村拓哉(48)主演の「HERO」(フジ)に検察事務官役で出演するまで、仕事にほとんどありつけず、借金生活に陥ったことも。

「稼ぎがない時も不平ひとつ言わずに支えた糟糠の妻は、劇団時代の後輩で11歳下の元女優です。結婚を機に仕事を辞め、2人の子供を育てあげた奥さんにコヒさんは頭が上がらない。今も毎日、出かける時は欠かさずキスを交わすほど夫婦仲がよく、奥さんはコヒさんが『世界で一番好き』だという手料理をSNSにアップしています」(映画関係者)

 父と同じ道を歩んだ2人の息子は、目下、NHK大河「青天を衝け」に揃って出演中。親子共演も期待されるが、小日向は「僕の色がつき過ぎるのは本人の将来にとってよくない」とオファーを断っているそうだ。

 黒木と同様に小日向が高く評価する女優が長澤まさみ(34)。昨年、劇場版第2弾が公開された「コンフィデンスマンJP」シリーズの現場では、休憩中もコントのようなやりとりが。

「コヒさんが『まさみちゃん最近色っぽいね。彼氏でもできたの?』とからかうと、『うるせえハゲ』と彼女がタメ口で返すのがお決まりのパターン(笑)。横で東出昌大さんも爆笑していました」(同前)

 何年も先まで仕事が決まっている“日本一忙しい俳優”の目標は「90歳まで現役を続ける」こと。来年には映画「コンフィデンスマンJP」第3弾が公開され、さらに第4弾のクランクインも控えているという。

source : 週刊文春 2021年7月1日号

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