芳根京子 "半径5メートル"にあった親孝行伝説

「週刊文春」編集部
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「本当にこの仕事が向いているのか、わからなかった」

 6月25日、主演映画の舞台挨拶でそう葛藤を打ち明けたのは女優の芳根京子(24)。「半径5メートル」(NHK)ではヒロインの女性週刊誌の編集者役を熱演した彼女の素顔は……。

 主演映画「Arc アーク」の初日舞台挨拶では、大粒の涙を流し、客席に背を向け嗚咽するひと幕も。

「石川慶監督から出演を打診されたのは、彼女が芝居との向き合い方に自信を失いかけていた時期だったといいます。力不足を理由に一度は固辞したが、粘り強い説得に応えて出演を決めた」(映画記者)

 劇中では不老不死の手術を受けたという設定で、17歳から100歳以上までを演じた。撮影中は困難に直面する度に涙を拭いながら乗り越えたという。

「周囲も演技を高く評価しましたが、いまも『まだ芝居に自信がない』と自己評価は低い」(同前)

 中学時代にギラン・バレー症候群を発症して克服。高校生の頃、友達と行ったライブ会場でスカウトされ、芸能界へ。

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source : 週刊文春 2021年7月8日号

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