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経団連中西会長の“置き土産” 女性副会長と政府のDX改革

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「週刊文春」編集部
ニュース 社会 経済

 経団連の前会長で、日立製作所の社長・会長を歴任した中西宏明氏が6月27日、リンパ腫のため死去した。75歳だった。

「中西氏は東大工学部出身で技術畑。日立は09年に巨額赤字を計上しましたが、翌10年に社長に就任。家電など不採算部門を縮小して、V字回復を実現させました」(日立関係者)

 経団連会長に就任したのは、18年5月。新卒一括採用の廃止を掲げたり、原発反対派を「エモーショナルな人たち」と批判するなど大胆な言動が物議を醸してきた。

「就任から1年ほど経った頃にリンパ腫と診断されます。幸い入院生活を経て、19年9月には復帰を果たしました」(同前)

 経団連に詳しい記者によれば、中西氏は当時、取材などでこう明かしていた。

「家内からは『早く辞めたら』と言われて、退任するにはいいタイミングだと思ったんです。でも、周囲から『辞めないで下さい』と止められて。やり残したこともあるからね……」

「やり残した」ことの一つが、経団連の旧態依然とした体質の変革だった。自身も重厚長大企業の出身だが、

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source : 週刊文春 2021年7月15日号

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