五輪アプリからNECを排除し、NTTから連続接待を受けていた平井デジタル相。その五輪アプリを再委託先として受注していたのが、とあるIT関連企業だ。平井氏自身も同社の株を8400株保有していたのだが――。
7月2日夕方、東京・平河町のホテル「ルポール麹町」で、ある政治資金パーティが開かれていた。
「残念ながら平井大臣は総理からですね、閣僚の皆様はパーティに出ないように、ということでございまして。平井先生はちょっと最近大変な思いをされておりますが、その余波が私のところにも来ていまして、『あなた仲良いでしょ』って」
パーティの冒頭でこう挨拶したのは、主催者の政治団体「デジタル社会推進政治連盟」会長で、IT関連企業「豆蔵ホールディングス」の社長を務める荻原紀男氏(63)だ。
一方、その荻原氏が「仲良い」と語る平井卓也デジタル相(63)。こんなビデオメッセージを寄せていた。
「今日はあいにく、公務で駆けつけることができません。デジタル庁のスタートまで時間はあまりありませんが、皆さんと一緒になって、何とか順調な船出をしたいと思っております」
同じ1958年1月生まれという平井氏と荻原氏。そんな2人の関係が、デジタル庁の関連事業で――。
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source : 週刊文春 2021年7月15日号